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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


6.2.2 リターンコード

各命令では完了コードおよび理由コードが出力パラメタとして返されます。これらをまとめてリターンコードといいます。

命令の成功と失敗を示すために,各命令は完了時に完了コードを返します。完了コードは,通常は,MQCC_OKまたはMQCC_FAILEDです。それぞれ成功と失敗を表します。中間状態を返す命令もあり,部分的完了を表すMQCC_WARNINGが返されます。

各命令は,失敗または部分的完了の理由を示す理由コードも返します。複数の理由コードがあり,キューの満杯,キューからの取り出し操作禁止,キューマネジャにキューの定義がないといった状況を表します。アプリケーションは理由コードを使用して対応を決定できます。例えば,アプリケーションのユーザにデータ入力の変更を指示してから命令を再発行したり,またはユーザにエラーメッセージを返したりできます。

完了コードがMQCC_OKのとき,理由コードは常にMQRC_NONEです。