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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


6.3 バッファの指定

キューマネジャは必要なときだけバッファを参照します。命令のバッファが不要なときや長さが0のときは,ユーザはバッファにヌルポインタを使用できます。

必要なバッファの長さを指定するときは,データ長を常に指定してください。

命令からの出力(MQGET命令のメッセージデータやMQINQ命令で照会した属性の値など)を保持するためにバッファを使用する場合,指定したバッファが無効な場合や書き込みできないときに,キューマネジャは理由コードを返そうとします。ただし,理由コードを返せないこともあります。

注意

MQGET命令およびMQINQ命令では,アプリケーションで動的または静的に確保した領域に,情報を返却する場合があります。

そのため,実際に確保した領域の大きさがMQGET命令のBufferLengthパラメタ,MQINQ命令のIntAttrCountパラメタ,およびMQINQ命令のCharAttrsパラメタに指定された値より小さい場合,領域破壊など予期しない事象が発生するので動作は保証されません。