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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


5.2.2 システムの中断

アプリケーションの接続したキューマネジャがシステム障害で中断しても,検出できないことがあります。しかし,そのような中断が発生してもユーザデータが失われないようにアプリケーションを設計してください。

TP1/Message Queueでは,データの一貫性を保証するためにMQGET命令,MQPUT命令,およびMQPUT1命令でトランザクションへの参加を指定できます。

また,失いたくないデータを転送するには永続メッセージを使用できます。永続メッセージは,キューマネジャが障害から回復されるときに,キューに回復されます。

アプリケーションの動作中にキューマネジャがオペレータによって終了させられる場合には,MQGET命令では理由コードMQRC_Q_MGR_STOPPINGを受け取ります。この時点でユーザはアプリケーションを終了したり,MQDISC命令を発行したりできます。