OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引

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mqamqtnamMQTデーモン構成定義

形式

 
{{ mqamqtnam  〔-b 総バッチメッセージ数〕 
               MQTサーバ名またはMQCリスナサーバ名
               プロトコル名称 MCA数 }}
 

機能

メッセージの送受信をするためのMQTデーモン(MQTサーバ)の構成を定義します。MQAサーバは,指定されたMQTデーモンを開始処理で起動します。

関連製品であるTP1/Message Queue - Accessを使用する場合はMQCリスナサーバの構成を定義します。MQAサーバは,指定されたMQCリスナサーバを開始処理で起動します。

この定義を指定すると,MQAサーバはチェックポイントダンプを取得するため,MQAサーバ用のチェックポイントダンプの定義を指定する必要があります。MQAサーバ用のチェックポイントダンプの定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

オプション

● -b 総バッチメッセージ数

 〜<符号なし整数>((1〜2549745))《255》

一つのTCP定義に対するバッチメッセージの総数を指定します。

コマンド引数

● MQTサーバ名またはMQCリスナサーバ名

 〜<_(アンダスコア)で始まる2〜8文字の識別子>

MQTサーバ名またはMQCリスナサーバ名を指定します。

MQTサーバ名は,MQT通信構成定義のファイル名です。先頭のアンダスコアを含めて8文字までの英数字で指定してください。

関連製品であるTP1/Message Queue - Accessを使用する場合はMQCリスナサーバ名を指定します。MQAサービス定義に指定できるMQCリスナサーバは一つだけです。複数を指定した場合,MQCサービス開始時にKFCA31183-Eが出力されます。

● プロトコル名称

 〜<1〜14文字の識別子>

プロトコル名称を指定します。

関連製品であるTP1/Message Queue - Accessを使用する場合はmqctcpを指定します。

● MCA数

 〜<符号なし整数>((1〜255))

一つのMQTサーバ当たりのMCAの数を指定します。

関連製品であるTP1/Message Queue - Accessを使用する場合は1を指定します。

 

起動するMQTデーモン種別とmqamqtnam定義コマンドの指定値について,次の表に示します。

表4-5 起動するMQTデーモン種別とmqamqtnam定義コマンドの指定値

起動するMQTデーモン種別 総バッチメッセージ数1 MQTサーバ名 プロトコル名称 MCA数
標準デーモン チャネル定義でsenderまたはserverに指定されたバッチサイズの合計。受信チャネルだけの場合は"1"を指定します。 MQT通信構成定義のファイル名 mqttcp MQT通信構成定義で指定するチャネル定義の数(デフォルトチャネル定義は含みません)
標準デーモン
(UOC組み込み)
mqtuで始まるシステムサービス定義名2
クラスタセンダデーモン 次に示す計算式で求めた値
(事前定義チャネルに指定したバッチサイズの合計)
+(該当するMQTに接続されるクラスタレシーバ内で最大のバッチサイズ)×(MCA数−事前定義チャネル数)
MQT通信構成定義のファイル名 mqttcpcs 事前定義チャネル数+自動定義チャネル数(デフォルトチャネル定義は含みません)
(算出の目安:同一クラスタ内の自システム以外のクラスタレシーバチャネル数が最大になります)
クラスタセンダデーモン
(UOC組み込み)
mqttcpcsuで始まるシステムサービス定義名2
クラスタレシーバデーモン 1 MQT通信構成定義のファイル名 mqttcpcr 事前定義したクラスタレシーバで動作するインスタンス数
(算出の目安:同一クラスタ内の自システム以外のMQシステム数)
クラスタレシーバデーモン
(UOC組み込み)
mqttcpcruで始まるシステムサービス定義名2
注※1
ネゴシエーション時の自動定義クラスタセンダチャネルのバッチサイズはmqamqtnam定義コマンド-bオプション指定値および事前定義クラスタセンダチャネルに指定したバッチサイズに依存します。詳細については,この章の「チャネルのネゴシエーション」を参照してください。
この値が不足していると,相手システムのクラスタレシーバで指定したバッチサイズより小さいバッチサイズでチャネルが確立されることがあります。
注※2
詳細については,「3.5.4 システムサービス情報定義の作成」を参照してください。