OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
メッセージ編集出口UOCを使用したファイル転送を使用するには,送信側システム,受信側システムの両方でメッセージ編集出口UOCを指定する必要があります。メッセージ編集出口UOCの使用方法については,「3. ユーザオウンコーディング」を参照してください。
メッセージ編集出口UOCは,チャネル定義のバッファ方式指定にメッセージ方式を指定(TCP定義のmqtalccha定義コマンドの-g buftypeオペランドにmsgを指定)した場合だけ有効です。バッファ方式にセグメント方式を指定(TCP定義のmqtalccha定義コマンドの-g buftypeオペランドにsegを指定)した場合,UOCが呼び出されません。
- <この項の構成>
- (1) 注意事項
- 送信側メッセージ編集出口UOCが参照メッセージに付けられるオブジェクトデータの長さは,次に示す計算式を満たす必要があります。
チャネルの最大メッセージ長 ≧ MQXQH構造体を除く転送メッセージ長
- MCA,およびメッセージ編集出口UOCは,OpenTP1管理者のユーザIDおよびグループIDの下で実行されます。そのため,メッセージ編集出口UOCを使用してファイルを転送する場合は,OpenTP1管理者のユーザIDおよびグループIDの権限を,転送するファイルおよびディレクトリに設定してください。
- 受信側のメッセージ編集出口UOCが受信したファイルを作成する作業は,MCAの作業単位と同期しません。このため,バッチがバックアウトされた場合,MQRMH構造体が到着していないのにファイルが受信側に存在している状態になることがあります。この場合,ファイル転送は完了していません。
- 参照メッセージを配布リストとして書き込む場合,結果として得られる配布リスト,またはそのノードのあて先ごとにオブジェクトが取り出せるようにする必要があります。このため,ファイルの使用回数を考慮する必要があります。
また,あるあて先に対しては中間ノードであり,別のあて先に対しては最終ノードであるようなノードも存在します。このようなノードについてもファイルの使用回数を考慮して使用してください。
- 転送するファイルデータは,送信側でのデータ変換が実行されません。
ただし,参照メッセージが中間ノードを経由する場合,中間ノードの転送キューに登録されたファイルデータが送信されるときに,データ変換を実行できます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2011, Hitachi, Ltd.
(C) Copyright International Business Machines Corporation 1999, 2002. All rights reserved.