2.11.1 トレースファイルの出力内容
トレースファイルに指定できるオプションと出力ファイル名を次の表に示します。
トレースファイル |
オプション |
ファイル出力先指定方法 |
出力ファイル名 |
---|---|---|---|
UAPトレース |
|
setUapTraceModeメソッドのTrcPath引数,またはdcuaptracepathオペランド |
dcuap1.trc dcuap2.trc |
データトレース |
|
setDataTraceModeメソッドのTrcPath引数,またはdcdatatracepathオペランド |
dcdat1.trc dcdat2.trc |
エラートレース |
|
setErrorTraceModeメソッドのTrcPath引数,またはdcerrtracepathオペランド |
dcerr1.trc dcerr2.trc |
メソッドトレース |
|
setMethodTraceModeメソッドのTrcPath引数,またはdcmethodtracepathオペランド |
dcmtd1.trc dcmtd2.trc |
指定したディレクトリがない場合,および指定したディレクトリに書き込み権限がない場合は,トレースファイルを出力できません。指定したファイル出力先ディレクトリに出力ファイル名のファイルがない場合は,該当するディレクトリにトレースファイルを作成します。ファイルへの書き込みは追加モードで実行されます。二つのトレースファイルはラウンドロビン方式で使用されます。指定したトレースファイルのサイズを超えた書き込みが発生すると,ファイルの切り替えを行い,次のファイルの先頭から書き込みを再開します。
複数のCUPのトレースファイルの出力先に同じディレクトリを指定すると,次のような影響があるためプロセス単位,またはスレッド単位でトレースファイルの出力先を分けてください。
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RPCスループットが劣化するおそれがあります。
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複数のCUPのトレース情報が混在し,トラブルシュートが困難になります。
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一つのトレースデータの出力サイズによっては指定したトレースファイルのサイズよりファイルサイズが大きくなる場合があります。