Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcstart

〈このページの構成〉

名称

OpenTP1の開始

形式

dcstart 〔-ngUb〕

機能

計算機内のOpenTP1を正常開始,または再開始します。

オプション

●-n

前回の終了モードに関係なく,OpenTP1を強制的に正常開始します。

このオプションの指定を省略すると,前回の終了モードの指定内容から開始モードが決定されます。前回の終了モードが正常終了の場合は,正常開始します。正常終了以外の場合は,前回の処理内容を引き継ぐために,再開始します。

●-g

ユーザサーバの開始に失敗したとき,およびOpenTP1を強制的に正常開始するときのオペレータへの問い合わせを抑止します。

●-U

このオプションを指定した場合,リラン時にユーザサーバを起動しません。このオプションは,障害が発生し,OpenTP1の状態を回復するためにOpenTP1をオンラインにして作業する必要はあるが,ユーザサーバは起動する必要がない場合などに使用してください。

このオプションは,系切り替え構成の場合の,待機系OpenTP1の開始にも使用できます。これによって,待機系OpenTP1を,実行系OpenTP1の未決着トランザクションの決着,データベースの整合性の管理などの後処理に使用できます。このオプションを使用して待機系OpenTP1を開始する運用については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。

●-b

MCF構成変更準備停止でOpenTP1を停止したあと,MCF構成変更再開始ではなく強制的に再開始します。

詳細については,「5.10.3(2) MCF構成変更再開始機能によるOpenTP1の再開始」を参照してください。

注意事項