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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcstats

〈このページの構成〉

名称

システム統計情報の取得開始,終了

形式

dcstats {〔-k 統計情報種別〔,統計情報種別〕…〕 〔-m 時間間隔〕
       〔-{a|s}〕 〔サーバ名〔△サーバ名〕…〕|-r}

機能

指定したサーバ名のシステム統計情報を,指定した時間間隔でシステムジャーナルファイルに出力します。

システム統計情報の出力は,-rオプション指定のdcstatsコマンドで終了できます。-rオプション指定のdcstatsコマンドを実行しないと,OpenTP1が停止するまで出力し続けます。

dcstatsコマンドを実行したあとに起動されたユーザサーバの,ユーザサーバ単位のシステム統計情報は取得されません。

dcstatsコマンドは,アーカイブジャーナルノードでは使用できません。

オプション

●-k 統計情報種別

出力するシステム統計情報の種別を指定します。

複数の統計情報種別を指定する場合,統計情報種別と統計情報種別との間をコンマ(,)で区切ります。

 rpc:RPC情報

 lck:ロック情報

 prc:プロセス情報

 nam:ネーム情報

 que:メッセージキュー情報

 scd:スケジュール情報

 mcf:MCF情報

 mqa:MQAサービス情報

 dam:DAM情報

 tam:TAM情報

 trn:トランザクション情報

 cpd:チェックポイントダンプ情報

 jnl:ジャーナル情報

 osl:共用メモリ管理情報

 ist:ノード間共用テーブル情報

 xat:XATMIサービス情報

このオプションの指定を省略すると,すべてのシステム統計情報が出力されます。

●-m 時間間隔  〜〈符号なし整数〉((1〜1440))《10》

システム統計情報をシステムジャーナルファイルに出力する時間間隔を,分単位で指定します。

●-a

システム全体,および全ユーザサーバのシステム統計情報を出力します。

-sオプションと同時に指定することはできません。

●-s

システム全体のシステム統計情報を出力します。

-aオプションと同時に指定することはできません。

-a,-sオプション,およびサーバ名の指定をすべて省略すると,システム全体のシステム統計情報が出力されます。

●-r

システム統計情報の出力を終了します。

ほかのオプションと同時に指定すると,-rオプションが有効になり,ほかのオプションは無視されます。

コマンド引数

●サーバ名  〜〈1〜8文字の英数字〉

出力するシステム統計情報の発生元のユーザサーバの名称を指定します。

指定したサーバ単位にシステム統計情報を出力します。

-aオプションを指定した場合,サーバ名の指定は無視されます。

注意事項