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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcdefchk

〈このページの構成〉

名称

システム定義のチェック

形式

dcdefchk 〔-r〕 〔-l〕 〔-c〕 〔-w〕 〔-e〕

機能

定義格納ディレクトリ($DCCONFPATHおよび$DCUAPCONFPATH)下のシステム定義ファイル(ドメイン定義ファイルを含む)に指定した値をチェックします。チェックする項目と処理の流れについては,「1.3.1 システム定義の作成と確認」を参照してください。

なお,定義チェックを行った結果,次に示すメッセージ区分を持ったメッセージが出力されます。ただし,出力される一部のメッセージについては,次の区分を持たない場合もあります。

メッセージ区分
  • ERROR:OpenTP1の起動および停止ができない状態,または動作不完全となる問題を検出した場合に出力されます。

  • WARNG:推奨しない値が指定されていることを検出した場合に出力されます。

  • CHECK:オペランド値の妥当性について確認を促す場合に出力されます。

オプション

●-r

システム定義ファイルの構文チェックで誤りを検出した場合,コマンド処理を続行するかどうかを確認するメッセージ(KFCA00254-R)を出力します。

●-l

システム定義ファイルの論理チェックを実行します。

このオプションを指定してコマンドを実行する場合,事前にこのオプションを指定しないでコマンドを実行することをお勧めします。このときエラーメッセージ(メッセージの種類がE)が出力された場合は,そのエラーの対策を実施してください。対策を実施しないまま,このオプションを指定してコマンドを実行すると,エラーメッセージが複数回出力されることがあります。

●-c

システム定義ファイルの定義チェックで問題を検出した場合,メッセージ区分がCHECKに該当するメッセージは出力しません。

●-w

システム定義ファイルの定義チェックで問題を検出した場合,メッセージ区分がWARNGに該当するメッセージは出力しません。

●-e

システム定義ファイルの定義チェックで問題を検出した場合,メッセージ区分がERRORに該当するメッセージは出力しません。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFCA00200-E

指定できないオプションを指定しています

標準エラー出力

KFCA00253-I

定義チェックコマンドを開始します

標準出力

KFCA00254-R

定義指定値にエラーがあります

標準出力

KFCA00255-E

コマンド実行中にエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA00256-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA00257-E

定義ファイル名と同じディレクトリがあります

標準エラー出力

KFCA00258-I

システムサービス定義としてset形式オペランドの構文チェックを行いました

標準出力

KFCA00283-W

定義チェック中にエラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA00284-W

定義チェック中に軽度エラーが発生しました

標準エラー出力

KFCA00285-W

必須定義オペランドが指定されていません

標準エラー出力

KFCA00286-W

必須定義ファイルがありません

標準エラー出力

上記メッセージのほかに,KFCA00215-Eメッセージ〜KFCA00223-Eメッセージ,KFCA00240-Eメッセージ〜KFCA00252-Eメッセージ,KFCA00259-Wメッセージ〜KFCA00282-Wメッセージ,およびマニュアル「OpenTP1 システム定義」の定義チェックの詳細で示しているメッセージを出力します。

注意事項