分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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付録F OpenTP1が出力するファイル一覧

ここでは,OpenTP1が出力するファイルの一覧を,製品別に示します。

<この節の構成>
(1) TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)
(2) TP1/Server Base(UNIX版固有)
(3) TP1/Server Base(Windows版固有)
(4) TP1/FS/Direct Access
(5) TP1/FS/Table Access
(6) TP1/Online Tester
(7) TP1/Message Control

(1) TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)

TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-2を参照してください。

表F-1 TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 監査ログファイル (log_audit_pathオペランドの指定値)/audit.log
デフォルト:
$DCDIR/auditlog/audit.log
07-02 D,F,H テキスト 監査イベントが発生したとき
2 監査ログファイルのバックアップファイル (log_audit_pathオペランドの指定値)/auditNNN.log
(NNN:001〜255)
デフォルト:
$DCDIR/auditlog/auditNNN.log
(NNN:001〜255)
07-02 K テキスト 監査ログファイルのサイズがlog_audit_sizeオペランドの指定値を超えたとき
3 OpenTP1自動起動判定ファイル $DCDIR/spool/.automode 初期 J バイナリ OpenTP1を開始したとき ×
4 namdオンラインチェックファイル $DCDIR/spool/.namonl 07-06 J 空ファイル OpenTP1を起動したとき ×
5 カレントワークパス制御ファイル1 UNIX版:
$DCDIR/spool/.dccurrent_path
Windows版:
$DCDIR\spool\dccurrent_path
UNIX版:
06-02
Windows版:
07-00
J バイナリ prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) ×
6 prcdポート情報格納ファイル $DCDIR/spool/.portid 初期 J バイナリ prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) ×
7 prcpathコマンドの引き継ぎファイル $DCDIR/spool/.prcsvpath 03-02 J バイナリ prcpathコマンドを実行したとき ×
8 コマンドログ $DCDIR/spool/cmdlog/cmdlogN
(N:1または2)
UNIX版:
07-00
Windows版:
06-50
C,E,H テキスト 取得対象のコマンドを実行したとき
9 トレース情報ダンプファイル
ロックファイル(内部用ファイル)
$DCDIR/spool/dcdfmtrN,dcdfmtrl
(N:1または2)
07-00 J バイナリ dcdefchkコマンドを実行したとき ×
10 FILイベントトレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcfilinf/_fl_NNN
(NNN:001〜003)
07-03 D,F,H バイナリ prf_traceオペランドにY,かつfil_prf_trace_optionオペランドに1を設定し,fil_prf_trace_delay_timeオペランドの値以上のファイルアクセス処理時間を必要したとき
11 jnlchgfgコマンドの退避コアファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/chgfg_N
(N:ダウンしたコマンドのPID)
07-03 A バイナリ jnlchgfgコマンドが異常終了したとき
12 jnlcuefプロセスの退避コアファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N
(N:ダウンしたプロセスのPID)
07-03 A バイナリ 内部コマンドのプロセスが異常終了したとき
13 ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N
(N:不正ジャーナルを検知したコマンドプロセスのPID)
07-03 A バイナリ jnlunlfgコマンド,jnlchgfgコマンド,またはjnllsコマンドが不正ジャーナルを検知したとき
14 jnllsコマンドの退避コアファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/ls_N
(N:ダウンしたコマンドのPID)
07-03 A バイナリ jnllsコマンドが異常終了したとき
15 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/r_N
(N:不正なデータを検知したジャーナルの世代番号)
初期 J テキスト OpenTP1のリランで起動する際に,読み込んだブロックにエラーがあったとき ×
16 jnlunlfgコマンドの退避コアファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/unlfg_N
(N:ダウンしたコマンドのPID)
07-03 A バイナリ jnlunlfgコマンドが異常終了したとき
17 ジャーナルメッセージキュー管理ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/jnlqid 初期 J バイナリ ジャーナルサービスがメッセージキューを作成したとき ×
18 JNL性能検証用トレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/prfinf/_jl_NNN
(NNN:001〜256)
07-03 D,F,H バイナリ prf_traceオペランドにYを設定し,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定したとき
19 デッドロック,タイムアウト情報ファイル $DCDIR/spool/dclckinf 初期 B テキスト TAM,DAMまたはdc_lck_xxx関数を使用している場合に,デッドロックまたは排他待ちタイムアウトが発生したとき
20 LCK性能検証用トレース情報ファイル $DCDIR/spool/dclckinf/prf/_lk_NNN
(NNN:001〜256)
07-03 D,F,H バイナリ トランザクション処理を実行しているときや排他処理を実行しているとき
21 メッセージログ通知機能用ソケットファイル $DCDIR/spool/dcloginf/.logntf 03-03 J バイナリ メッセージログ通知機能を動作したとき ×
22 メッセージログファイル $DCDIR/spool/dclogN
(N:1または2)
初期 C,E,H テキスト OpenTP1を動作したとき ×
23 NAMイベントトレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcnaminf/_nm_NNN
(NNN:001〜003)
07-02 D,F,H バイナリ prf_traceオペランドにYを設定し,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定したとき
24 プロセスサービスイベントトレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcprcinf/_pr_NNN
(NNN:001〜003)
07-02 D,F,H バイナリ prf_traceオペランドにYを設定し,prc_prf_traceオペランドにYを設定したとき
25 prfgetコマンドの引き継ぎファイル 06-01より前,
06-50より前(Windows版):
$DCDIR/spool/dcprfinf/getinf
06-01〜07-02:
$DCDIR/spool/dcprfinf/getinf,_trinf
07-02以降:
$DCDIR/spool/dcprfinf/getinf,_trinf,_nminf,_prinf,_xrinf
初期 J バイナリ prfgetコマンドを-aオプションなしで実行したとき ×
26 性能検証用トレース情報ファイル 06-01より前,06-50より前(Windows版):
$DCDIR/spool/dcprfinf/prf00N
(N:1〜3)
06-01以降:
$DCDIR/spool/dcprfinf/prf_NNN
(NNN:001〜256)
初期 D,F,H バイナリ OpenTP1を動作したとき
27 rapのロックファイル $DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名) 初期 J バイナリ リモートAPIサービスを開始するとき ×
28 rap不正メッセージファイル 03-05-/T,03-06-/R,05-03-/J以降:
$DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名).msg
05-04-/G,06-00以降:
$DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名).msg,(rapクライアントマネジャ名).msg
上記以外の06-00より前:
$DCDIR/spool/dcrapinf/(サーバ名)_(プロセスID)
初期 J,E テキスト リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したとき
29 RTSログファイル (rts_log_file_nameオペランドの指定値)N
(N:1〜10)
デフォルト:
$DCDIR/spool/dcrtsinf/rtslogN
(N:1〜10)
07-00 D,F,H バイナリ rts_log_fileオペランドにYを設定し,RTSSUPを起動したとき
30 RTSログファイルのバックアップファイル (rts_log_file_nameオペランドの指定値)N.bk
(N:1〜10)
デフォルト:
$DCDIR/spool/dcrtsinf/rtslogN.bk
(N:1〜10)
07-02 K バイナリ RTSSUPを起動したとき
31 サーバリカバリジャーナル $DCDIR/spool/dcsjl 初期 J バイナリ オンライン中の任意のタイミング ×
32 トランザクションリカバリジャーナル $DCDIR/spool/dctjlinf 初期 J バイナリ オンライン中の任意のタイミング ×
33 未決着トランザクション情報ファイル $DCDIR/spool/dctrninf/(ファイル名) 初期 B テキスト OpenTP1をリランで起動するとき
34 TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース) $DCDIR/spool/dctrninf/trace/prf/_tr_NNN
(NNN:001〜256)
UNIX版:
06-01
Windows版:
07-00
D,F,H バイナリ トランザクション処理を実行しているとき
35 TRNイベントトレースファイル $DCDIR/spool/dctrninf/trace/trnevtrN
(N:1または2)
初期 D,F,H バイナリ XA関数でエラーが発生したとき ×
36 複数ファイル管理ファイル(内部用ファイル) $DCDIR/spool/dcusmctl 初期 J バイナリ OpenTP1システムダウン時,およびdcstopコマンドで-fオプションおよび-dオプションを指定して意図的に資料を取得して強制停止し,共用メモリダンプファイルが出力されたとき ×
37 XAR性能検証用トレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcxarinf/_xr_NNN
(NNN:001〜256)
07-02 D,F,H バイナリ prf_traceオペランドにYを設定し,xar_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を指定してXAリソースサービスを使用するとき
38 XARイベントトレース情報ファイル $DCDIR/spool/dcxarinf/trace/xarevtrN
(N:1または2)
06-00 D,F,H バイナリ XAリソースサービスを動作させたとき
39 XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/dcxarinf/trace/xarevtrM.bkN
(M:1または2,N:1〜3)
06-00 K バイナリ XAリソースサービスを動作させたとき
40 エラーログ情報 07-05より前:
$DCDIR/spool/errlog/errlogN
(N:1または2)
07-05以降:
$DCDIR/spool/errlog/errlogN
および
$DCDIR/spool/errlog/errlogN.nam
(N:1または2)
初期 C,E,H テキスト OpenTP1を動作したとき ×
41 システム内部排他制御用ディレクトリ $DCDIR/spool/olkfifs 初期 J テキスト dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき ×
42 システム内部同期制御用ディレクトリ $DCDIR/spool/olkrsfs 初期 J テキスト dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき ×
43 内部制御用資源(FIFOファイル)の制御ファイル $DCDIR/spool/oslcntl 初期 J バイナリ dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき ×
44 RPCログファイル $DCDIR/spool/rpclogN
(N:1または2)
初期 C,E,H テキスト 通信エラー(内部通信含む)が発生したとき ×
45 RPCトレースファイル (rpc_trace_nameオペランドの指定値)
デフォルト:
$DCDIR/spool/rpctrN
(N:1または2)
初期 C,E,H バイナリ dc_rpc_call関数または,dc_rpc_call_to関数を発行したとき
46 FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_fl_MMM.bkN
(MMM:001〜003,N:1または2)
07-03 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
47 JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_jl_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
07-03 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
48 LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_lk_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
07-03 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
49 NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_nm_MMM.bkN
(MMM:001〜003,N:1または2)
07-02 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
50 プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_pr_MMM.bkN
(MMM:001〜003,N:1または2)
07-02 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
51 TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)のバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_tr_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
UNIX版:
06-01
Windows版:
07-00
K バイナリ OpenTP1を停止したとき
52 XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/_xr_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
07-02 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
53 退避コアファイル (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N
(N:1〜3)
デフォルト:
$DCDIR/spool/save/(サーバ名)N
(N:1〜3)
初期 C,H バイナリ プロセスがダウンしたとき
54 OpenTP1デバッグ情報ファイル1 UNIX版:
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N.deb
(N:1〜3)
デフォルト:
$DCDIR/spool/save/(サーバ名)N.deb
(N:1〜3)
Windows版:
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)\(サーバ名).Ndb
(N:1〜3)
デフォルト:
%DCDIR%\spool\save\(サーバ名).Ndb
(N:1〜3)
初期 C,H テキスト プロセスがダウンしたとき
55 OpenTP1デバッグ情報ファイル2 UNIX版:
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)/_sysosN.deb
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)/_systp1N.deb
(N:1〜3)
デフォルト:
$DCDIR/spool/save/_sysosN.deb
$DCDIR/spool/save/_sy_systp1N.deb
(N:1〜3)
Windows版:
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)\_sysosN.deb
(N:1〜3)
(prc_coresave_pathオペランドの指定値)\_systp1N.deb
(N:1〜3)
デフォルト:
%DCDIR%\spool\save\_sysosN.deb
%DCDIR%\spool\_systp1N.deb
(N:1〜3)
初期 C,H テキスト prcdがダウンしたとき(dcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定して実行したときも含みます)
56 トレース情報ダンプファイル
ロックファイル(内部用ファイル)
$DCDIR/spool/save/dcmtrdpN,dcmtrdpl
(N:1または2)
初期 C,E,H バイナリ OpenTP1を動作したとき ×
57 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル 06-01より前:
$DCDIR/spool/save/prf_MMM.bkN
(MMM:001〜003,N:1または2)
06-01以降:
$DCDIR/spool/save/prf_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
07-00 K バイナリ OpenTP1を停止したとき
58 スケジュールキュー情報ファイル $DCDIR/spool/scdqidN
(N:1または2)
初期 C,E,H バイナリ キュー受信型サーバを起動,終了,閉塞,および閉塞解除したとき ×
59 共用メモリダンプファイル $DCDIR/spool/(usmdumpコマンド実行時に指定した出力ファイル名)
デフォルト:
$DCDIR/spool/shmdump
DAM,TAM,IST,RTSまたはTP1/Message Queueを使用し,かつ-iオプション指定時のファイル名を次に示します。
shmdump.dam.Z,shmdump.tam.Z,shmdump.ist.Z,shmdump.rts.Z,shmdump.mXX.Z
(XX:00〜ff)
初期 L バイナリ usmdumpコマンド実行時に引数でファイル名称を省略したとき
60 共用メモリダンプファイル $DCDIR/spool/shmdumpN
(N:1〜3)
DAM,TAM,IST,RTSまたはTP1/Message Queueを使用し,かつ-iオプション指定時のファイル名を次に示します。
shmdump.damN.Z,shmdump.tamN.Z,shmdump.istN.Z,shmdump.rtsN.Z,shmdump.mXXN.Z
(N:1〜3,XX:00〜ff)
初期 E バイナリ システムがダウンしたとき,ならびにdcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定して実行したとき
61 トランザクション制御用オブジェクト $DCDIR/spool/trnrmcmd/userobj 初期 J バイナリ dcsetupコマンド,trnlnkrmコマンド,またはtrnmkobjコマンドを実行したとき
62 共用メモリ情報ファイル $DCDIR/tmp/dcommenv 初期 J バイナリ OpenTP1を起動したとき ×
63 内部制御用資源(FIFOファイル) $DCDIR/tmp/olkmsg 初期 J テキスト ユーザサービスデフォルト定義またはユーザサービス定義のschedule_methodオペランドにnamedpipeを設定したとき ×
64 jnlcolcコマンドの引き継ぎファイル (jnlcolcコマンドを実行したカレントパス)/jnlcolcNNN
(NNN:001〜999)
初期 J バイナリ jnlcolcコマンドに-lオプションを指定しないで実行したとき
65 jnlcolcコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル (jnlcolcコマンドを実行したカレントパス)/jnlcolcNNN.bak
(NNN:001〜999)
初期 J バイナリ jnlcolcコマンドに-lオプションを指定しないで実行し,かつ指定した引き継ぎファイルがすでにあるとき
66 jnlrputコマンドの引き継ぎファイル (jnlrputコマンドを実行したカレントパス)/jnlrputNNN
(NNN:001〜999)
初期 J バイナリ jnlrputコマンドに-eオプションを指定し,かつ-lオプションを指定しないで実行したとき
67 jnlrputコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル (jnlrputコマンドを実行したカレントパス)/jnlrputNNN.bak
(NNN:001〜999)
初期 J バイナリ 次の条件を満たしたとき
jnlrputコマンドに-eオプションを指定し,かつ-lオプションを指定しないで実行している
指定した引き継ぎファイルがすでにある
68 カレントワークパス制御ファイル2 UNIX版:
(カレントワークパス)/.dcdir_path
Windows版:
(カレントワークパス)/dcdir_pat
UNIX版:
06-02
Windows版:
07-00
J バイナリ prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) ×
69 dcrasgetコマンド用ワークファイル (取得先ディレクトリ)/work UNIX版:
06-01
Windows版:
06-50
J バイナリ dcrasgetコマンドを実行したとき
(dcrasget)
(凡例)
A:単調増加(削除機能がないタイプ)
B:単調増加(削除機能があるタイプ)
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
D:ラウンドロビン(バックアップ取得機能があるタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
F:ラウンドロビン(一定量に達する直前の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
J:制御ファイル,一時ファイル
K:バックアップファイル
L:コマンド実行などで1回ごとに出力し,最大容量が決まっているファイル
○:ユーザ判断で削除できます。
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
▲:削除してはいけません。ただし,ユーザが作成したファイルであれば,ユーザ判断で削除できます。
□:コマンド終了時に削除します。( )内は該当するコマンド名です。
×:削除してはいけません。
注※
次の条件でコマンドを実行した場合のプロセスダウンも含みます。
・dcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定
・dcsvstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定

TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-2 TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 監査ログファイル <ログサービス定義>
  • log_audit_outオペランド
    監査ログ機能を使用するかどうかを指定
  • log_audit_pathオペランド
    監査ログファイルの出力先ディレクトリ
  • log_audit_sizeオペランド
    監査ログファイルの最大サイズ
  • log_audit_countオペランド
    監査ログファイルの最大数
  • log_audit_messageオペランド
    監査ログを取得する項目のメッセージID
<ユーザサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
  • log_audit_out_suppressオペランド
    このユーザサーバから出力される監査ログを抑止する場合に指定
  • log_audit_messageオペランド
    監査ログを取得する項目のメッセージID
<rap リスナーサービス定義>
  • log_audit_out_suppressオペランド
    rapリスナーおよびrapサーバから出力される監査ログを抑止する場合に指定
  • log_audit_messageオペランド
    監査ログを取得する項目のメッセージID
<rap クライアントマネジャサービス定義>
  • log_audit_out_suppressオペランド
    rapクライアントマネジャから出力される監査ログを抑止する場合に指定
  • log_audit_messageオペランド
    監査ログを取得する項目のメッセージID
log_audit_sizeオペランドの指定値 1世代 監査ログファイルです。log_audit_outオペランドにYを設定した場合に取得します。
監査ログの取得対象となるイベントの詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の監査イベントを取得する定義についての説明を参照してください。
2 監査ログファイルのバックアップファイル 監査ログファイル(項番1)と同様 log_audit_sizeオペランドの指定値 最大でlog_audit_countオペランドの指定値−1世代 監査ログファイルのバックアップファイルです。
3 OpenTP1自動起動判定ファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
4 namdオンラインチェックファイル <ネームサービス定義>
  • namnlfil定義コマンド
    ノードリストファイルの指定
0 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。ノードリスト引き継ぎ機能を使用する場合に作成する内部ファイルです。
5 カレントワークパス制御ファイル1 なし 数バイト(可変) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
6 prcdポート情報格納ファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
7 prcpathコマンドの引き継ぎファイル <プロセスサービス定義>
  • prc_take_over_svpathオペランド
    リラン時にprcpathコマンドでのサーチパスの変更を引き継ぐかどうかを指定
268バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。prcpathコマンド実行時に,引数に指定したサーチパスを保存するファイルです。
8 コマンドログ なし 1024キロバイト 2世代 コマンド実行時に取得する,コマンド履歴の情報を出力するファイルです。コマンドログを出力する運用コマンドについては,「12.1.4 運用コマンドの一覧」を参照してください。
なお,MCFのコマンドは,デフォルトでは取得しません。環境変数DCMCFCMDLOGにYを指定して取得します。
9
  • トレース情報ダンプファイル
  • ロックファイル(内部用ファイル)
なし 64キロバイト(ダンプファイル),272バイト(ロックファイル) 3ファイル(ダンプファイル:2世代,ロックファイル:1ファイル) OpenTP1の動作を制御するファイルです。dcdefchkコマンド実行時のモジュールトレースを格納するファイルおよびロックファイルです。
10 FILイベントトレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
  • fil_prf_trace_optionオペランド
    FILイベントトレースを取得するかどうかを指定
  • fil_prf_trace_delay_timeオペランド
    FILイベントトレース取得条件となるファイルアクセス処理時間のしきい値
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
最大1メガバイト 3世代 FILイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,fil_prf_trace_optionオペランドに1を設定した場合に,FILイベントトレース情報を取得します。
prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
11 jnlchgfgコマンドの退避コアファイル なし プロセスのメモリ使用量※1 単調増加 jnlchgfgコマンドの退避コアファイルです。jnlchgfgコマンドが異常終了した場合に取得します。
12 jnlcuefプロセスの退避コアファイル なし プロセスのメモリ使用量※1 単調増加 jnlcuefプロセスの退避コアファイルです。jnlcuefプロセスが異常終了した場合に取得します。
13 ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル <システムジャーナルサービス定義>
  • jnl_max_datasizeオペランド
    最大レコードデータ長
jnl_max_datasizeオペランドの指定値 単調増加 ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイルです。jnllsコマンドが不正ジャーナルを検知した場合に取得します。
14 jnllsコマンドの退避コアファイル なし プロセスのメモリ使用量※1 単調増加 jnllsコマンドの退避コアファイルです。jnllsコマンドが異常終了した場合に取得します。
15 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル <システムジャーナルサービス定義>
  • jnl_max_datasizeオペランド
    最大レコードデータ長
  • jnl_dualオペランド
    ジャーナルファイルを二重化するかどうかを指定
jnl_max_datasizeオペランドの指定値 1ファイル 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイルです。OpenTP1のリランで起動する際に読み込んだブロックにエラーがあった場合(異常時)に取得します。※2
16 jnlunlfgコマンドの退避コアファイル なし プロセスのメモリ使用量※1 単調増加 jnlunlfgコマンドの退避コアファイルです。jnlunlfgコマンドが異常終了した場合に取得します。
17 ジャーナルメッセージキュー管理ファイル <システムジャーナルサービス定義>
  • jnl_dualオペランド
    ジャーナルファイルを二重化するかどうかを指定
  • jnl_max_file_dispersionオペランド
    並列アクセス化する場合の最大分散数
<アーカイブジャーナルサービス定義>
  • jnl_dualオペランド
    ジャーナルファイルを二重化するかどうかを指定
  • jnl_max_file_dispersionオペランド
    並列アクセス化する場合の最大分散数

  • 被アーカイブジャーナルノードの場合
    16バイト×(jnl_max_file_dispersionオペランドの指定値×n+1)
    (n:jnl_dual=Yの場合は2,Nの場合は1)
  • アーカイブジャーナルノードの場合
    16バイト×(jnl_max_file_dispersionオペランドの指定値×n×r+1)
    (n:jnl_dual=Yの場合は2,Nの場合は1)
    (r:グローバルアーカイブジャーナルサービス定義のjnldfsv定義コマンドの-aで指定したリソースグループ数)
1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
18 JNL性能検証用トレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
  • jnl_prf_event_trace_levelオペランド
    JNL性能検証用トレースを取得するかどうかを指定
<JNL性能検証用トレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    トレースファイルのサイズ
  • prf_file_countオペランド
    トレースファイルの世代数
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値 JNL性能検証用トレース情報ファイル。prf_traceオペランドにY,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定した場合に,JNL性能検証用トレース情報を取得します。
07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
19 デッドロック,タイムアウト情報ファイル <ロックサービス定義>
  • lck_deadlock_infoオペランド
    デッドロック情報とタイムアウト情報を出力するかどうかを指定
  • lck_deadlock_info_removeオペランド
    システム開始時にデッドロック情報ファイルとタイムアウト情報ファイルを削除するかどうかを指定
  • lck_deadlock_info_remove_levelオペランド
    デッドロック情報ファイルとタイムアウト情報ファイルの削除レベル
数キロバイト(可変) 可変 デッドロック,タイムアウト情報ファイルです。lck_deadlock_infoオペランドにYを指定した場合に,デッドロック情報,排他待ちタイムアウト情報を取得します。lck_deadlock_info_removeオペランド,lck_deadlock_info_remove_levelオペランドを設定することで,OpenTP1起動時にファイルを削除します。デフォルトでは削除しません。
20 LCK性能検証用トレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
<ロックサービス定義>
  • lck_prf_trace_levelオペランド
    LCK性能検証用トレース情報の取得レベル
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
<LCK性能検証用トレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    LCK性能検証用トレース情報ファイルのサイズ
  • prf_information_levelオペランド
    LCK性能検証用トレース関連のメッセージの表示レベルを指定
  • prf_file_countオペランド
    LCK性能検証用トレース情報ファイルの世代数
prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値 LCK性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,トランザクション処理に伴う各種排他制御のトレース情報を取得します。デフォルトで取得します。
07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
21 メッセージログ通知機能用ソケットファイル <ログサービス定義>
  • log_notify_outオペランド
    メッセージログ通知機能を使用するかどうかを指定
  • log_notify_xxxオペランド
    log_notify_xxxに対応した情報を付加するかどうかを指定
0 1ファイル メッセージログ通知機能で使用するソケットファイルです。
22 メッセージログファイル <ログサービス定義>
  • log_filesizeオペランド
    メッセージログファイルの最大サイズ
log_filesizeオペランドの指定値 2世代 OpenTP1のメッセージログファイルです。
23 NAMイベントトレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
  • nam_prf_trace_levelオペランド
    NAMイベントトレース情報の取得レベル
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
最大10メガバイト 3世代 NAMイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に,NAMイベントトレース情報を取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
24 プロセスサービスイベントトレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
<プロセスサービス定義>
  • prc_prf_traceオペランド
    プロセスサービスのイベントトレースを取得するかどうかを指定
最大1メガバイト 3世代 プロセスサービスイベントトレース情報ファイル。prf_traceオペランドにY,prc_prf_traceオペランドにYを設定した場合に,プロセスサービスイベントトレース情報を取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
25 prfgetコマンドの引き継ぎファイル なし 128バイト 06-01より前:
1ファイル
06-01〜07-02より前:
2ファイル
07-02以降:
5ファイル
OpenTP1の動作を制御するファイルです。prfgetコマンド実行時に,取得済みトレースデータの位置を記録するための内部ファイルです。
26 性能検証用トレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
<性能検証用トレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    トレースファイルのサイズ
  • prf_information_levelオペランド
    トレースファイル関連のメッセージの出力レベル
  • prf_file_countオペランド
    トレースファイルの世代数
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
prf_file_sizeオペランドの指定値 06-01より前:
3世代
06-01以降:
prf_file_countオペランドの指定値
性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,性能検証用トレース情報を取得します。デフォルトは取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
27 rapのロックファイル なし 16バイト×(1+rapサーバ数) rapリスナー数 OpenTP1の動作を制御するファイルです。rapリスナー,rapサーバ間で同期を取るためのロック用ファイルです。
28 rap不正メッセージファイル なし 03-05-/T,03-06-/R,05-03-/J,05-04-/G,06-00以降:
最大1メガバイト
上記以外の06-00より前:
単調増加
バージョンによって異なります。※3 リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したときに作成するトラブルシュート用ファイルです。
29 RTSログファイル <リアルタイム統計情報サービス定義>
  • rts_log_fileオペランド
    取得した統計情報をRTSログファイルに出力するかどうかを指定
  • rts_log_file_nameオペランド
    RTSログファイル名
  • rts_log_file_sizeオペランド
    RTSログファイルのサイズ
  • rts_log_file_countオペランド
    RTSログファイルの世代数
  • rts_log_file_backupオペランド
    RTSログファイルのバックアップファイルを作成するかどうかを指定
最大でrts_log_file_sizeオペランドの指定値 rts_log_file_countオペランドの指定値 リアルタイム統計情報ログファイルです。rts_log_fileオペランドにYを設定した場合に,リアルタイム統計情報を取得します。
07-02以降の場合は,rts_log_file_backupオペランドにYを設定すると,RTSSUPの起動時にバックアップファイルを取得します。
30 RTSログファイルのバックアップファイル リアルタイム統計情報(RTS)ログファイル(項番29)と同様 最大でrts_log_file_sizeオペランドの指定値 rts_log_file_countオペランドの指定値×1世代 リアルタイム統計情報ログファイルのバックアップファイルです。rts_log_file_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
31 サーバリカバリジャーナル なし 数バイト〜数キロバイト(可変) 可変 各種のジャーナル情報を,システムサービスごとに取得するファイルです。
32 トランザクションリカバリジャーナル なし 数バイト〜数キロバイト(可変) 可変 トランザクションに関する各種のジャーナル情報を,トランザクションブランチ(UAPプロセス)ごとに取得するファイルです。
33 未決着トランザクション情報ファイル <トランザクションサービス定義>
  • trn_tran_recovery_listオペランド
    全面回復時,未決着トランザクション情報を取得するかどうかを指定
  • trn_recovery_list_removeオペランド
    OpenTP1開始時,未決着トランザクション情報ファイルを削除するかどうかを指定
  • trn_recovery_list_remove_levelオペランド
    未決着トランザクション情報ファイルの削除レベル
数キロバイト(単調増加) 可変 未決着トランザクション情報ファイルです。trn_tran_recovery_listオペランドにYを指定した場合に,未決着トランザクション情報を取得します。trn_recovery_list_removeオペランド,trn_recovery_list_remove_levelオペランドを設定することで,OpenTP1起動時にファイルを削除します。デフォルトでは削除しません。
34 TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース) <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
<トランザクションサービス定義>
  • trn_prf_event_trace_levelオペランド
    TRNイベントトレースの取得レベル
  • trn_prf_event_trace_conditionオペランド
    取得するTRNイベントトレースの種類
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
<TRNイベントトレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    TRNイベントトレース情報のトレースファイルのサイズ
  • prf_information_levelオペランド
    TRNイベントトレース関連のメッセージの表示レベルを指定
  • prf_file_countオペランド
    TRNイベントトレース情報のトレースファイルの世代数
prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値 TRNイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,TRNイベントトレース情報(トランザクションブランチで発行されるXA関数やトランザクションサービスの各種イベント)を取得します。デフォルトで取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
35 TRNイベントトレースファイル なし 1024キロバイト 2世代 TRNイベントトレースファイルです。トランザクション処理に関するトレース情報を取得します。内容は非公開です。
36 複数ファイル管理ファイル(内部用ファイル) なし 16バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。共用メモリダンプファイルのカレントの世代を記録するための世代管理ファイルです。
37 XAR性能検証用トレース情報ファイル <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    性能検証用トレース情報を取得するかどうかを指定
<性能検証用トレース定義>
  • prf_trace_backupオペランド
    トレースファイルのバックアップ取得
<XAリソースサービス定義>
  • xar_prf_trace_levelオペランド
    XAR性能検証用トレース情報の取得レベル
<XAR性能検証用トレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    XAR性能検証用トレース情報ファイルのサイズ
  • prf_information_levelオペランド
    XAR性能検証用トレース関連のメッセージの表示レベルを指定
  • prf_file_countオペランド
    XAR性能検証用トレース情報ファイルの世代数
prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値 XAR性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,xar_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に,XAR性能検証用トレース情報を取得します。prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
38 XARイベントトレース情報ファイル <トランザクションサービス定義>
  • trn_xar_useオペランド
    XAリソースサービスを使用するかどうかを指定
<XAリソースサービス定義>
  • xar_eventtrace_levelオペランド
    XARイベントトレース情報の出力レベル
  • xar_eventtrace_recordオペランド
    XARイベントトレース情報ファイルの最大出力レコード数
xar_eventtrace_recordオペランドの指定値×224+8 2世代 XARイベントトレース情報ファイルです。trn_xar_useオペランドにYを設定した場合に,XARイベントトレース情報を取得します。
39 XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル XARイベントトレース情報ファイル(項番38)と同様 xar_eventtrace_recordオペランドの指定値×224+8 2×3世代 XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。
40 エラーログ情報 なし 06-01より前:
64キロバイト
06-01以降から07-05より前:
1メガバイト
07-05以降:
・ファイル名が$DCDIR/spool/errlog/errlogNの場合
1メガバイト
・ファイル名が$DCDIR/spool/errlog/errlogN.namの場合
10メガバイト
(N:1または2)
2世代 OpenTP1の内部トレース情報です。内容については非公開です。
41 システム内部排他制御用ディレクトリ <プロセスサービス定義>
  • prc_process_countオペランド
    最大同時起動サーバプロセス数
0 prc_process_countオペランドの指定値×2 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
42 システム内部同期制御用ディレクトリ <プロセスサービス定義>
  • prc_process_countオペランド
    最大同時起動サーバプロセス数
0 prc_process_countオペランドの指定値+83 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
43 内部制御用資源(FIFOファイル)の制御ファイル なし 32バイト(32ビット,64ビット) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
44 RPCログファイル なし 1メガバイト 2世代 設計調査用通信トレース情報です。
45 RPCトレースファイル <システム共通定義>
  • rpc_traceオペランド
    RPCトレースを取得するかどうかを指定
  • rpc_trace_nameオペランド
    RPCトレースを取得するファイル名
  • rpc_trace_sizeオペランド
    RPCトレースを取得するファイルのサイズ
最大でrpc_trace_sizeオペランドの指定値 2世代 RPCトレースファイルです。rpc_traceオペランドにYを設定した場合に,RPCのサービス要求情報(dc_rpc_call関数または,dc_rpc_call_to関数発行時の送受信メッセージの内容およびイベント情報)を取得します。
46 FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル FILイベントトレース情報ファイル(項番10)と同様 最大1メガバイト 3×2世代 FILイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,fil_prf_trace_optionオペランドに1を設定した場合に取得します。
prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
47 JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル JNL性能検証用トレース情報ファイル(項番18)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値×2世代 JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定した場合に取得します。
07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
48 LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル LCK性能検証用トレース情報ファイル(項番20)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値×2世代 LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。
07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
49 NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル NAMイベントトレース情報ファイル(項番23)と同様 最大10メガバイト 3×2世代 NAMイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に取得します。
07-02以降の場合は,
prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
50 プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル プロセスサービスイベントトレース情報ファイル(項番24)と同様 最大1メガバイト 3×2世代 プロセスサービスイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,prc_prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
51 TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)のバックアップファイル TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)(項番34)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値×2世代 TRNイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
52 XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル XAR性能検証用トレース情報ファイル(項番37)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値×2世代 XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。
53 退避コアファイル <プロセスサービス定義>
  • prc_coresave_pathオペランド
    コアファイル格納パス
  • prc_corecompressオペランド
    コアファイルの格納時にOpenTP1で自動的に圧縮
<ユーザサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
  • core_shm_suppressオペランド
    コアファイルへの共用メモリダンプの出力を抑止するかどうかを指定
<環境変数>
  • CORE_NOSHM
    共用メモリのコアファイル出力抑止(AIX版)
    共用メモリのコアファイル出力抑止の詳細については,「リリースノート」を参照してください。
プロセスのメモリ使用量※1 3世代 ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバの退避コアファイルです。なお,dcsvstopコマンドの-fオプションおよび-dオプションまたはprckillコマンドを実行して終了したユーザサーバ,または実時間監視タイムアウトで終了したユーザサーバのコアファイルの場合は世代管理されません。
54 OpenTP1デバッグ情報ファイル1 <プロセスサービス定義>
  • prc_coresave_pathオペランド
    コアファイル格納パス
可変 3世代 ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのデバッグ情報ファイルです。
55 OpenTP1デバッグ情報ファイル2 <プロセスサービス定義>
  • prc_coresave_pathオペランド
    コアファイル格納パス
可変 3世代 ダウンしたprcdのデバッグ情報ファイルです。
56 トレース情報ダンプファイル なし 64キロバイト(モジュールトレース),272バイト(トレース制御用ファイル) 3ファイル(モジュールトレース:2世代,トレース制御用ファイル:1ファイル) 内部調査用のトレース情報ダンプファイルです。
57 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル 性能検証用トレース情報ファイル(項番26)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 06-01より前:
3×2世代
06-01以降:
prf_file_countオペランドの指定値×2世代
性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。
07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。バックアップの抑止対象は次のファイルです。
  • 性能検証用トレース情報ファイル
  • TRNイベントトレースファイル
  • NAMイベントトレースファイル
  • XAR性能検証用トレース情報ファイル
  • プロセスサービスイベントトレース
58 スケジュールキュー情報ファイル <スケジュールサービス定義>
  • scd_server_countオペランド
    最大ユーザサーバ数
(scd_server_countオペランド+4)×16+32(バイト,最大) 2世代 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
59 共用メモリダンプファイル なし マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変 1世代※4 OpenTP1が確保した共用メモリのダンプ情報です。
60 共用メモリダンプファイル なし マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変 3世代※4 OpenTP1が確保した共用メモリのダンプ情報です。
61 トランザクション制御用オブジェクト なし 数キロバイト〜数十キロバイト(可変) 1ファイル以上 OpenTP1の動作を制御するファイルです。trnlnkrmコマンドの延長で作成するオブジェクト(dc_trn_allrm.o)ファイル,またはtrnmkobjコマンドの延長でユーザが作成するオブジェクトファイルです。
ユーザ任意のファイルが作成されるのは,trnmkobjコマンドを実行した場合だけです。
62 共用メモリ情報ファイル なし 544バイト(32ビット,64ビット) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
63 内部制御用資源(FIFOファイル) <スケジュールサービス定義>
  • scd_server_countオペランド
    最大ユーザサーバ数
0 scd_server_countオペランドの指定値 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
64 jnlcolcコマンドの引き継ぎファイル なし 抽出する回復ジャーナルのサイズに依存 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlcolcコマンドで複数ジャーナルの回復ジャーナルを抽出する場合に作成する引き継ぎファイルです。
65 jnlcolcコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル なし 名称変更前の引き継ぎファイルのサイズ 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlcolcコマンド実行時,指定した引き継ぎファイルがすでにある場合に既存のファイルを「jnlcolc***.bak」に名称変更して作成するファイルです。
66 jnlrputコマンドの引き継ぎファイル なし トランザクション未決着UJのサイズに依存 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlrputコマンドで複数ジャーナルのトランザクション決着UJを抽出する場合に作成する引き継ぎファイルです。
67 jnlrputコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル なし 名称変更前の引き継ぎファイルのサイズ 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlrput実行時,指定した引き継ぎファイルがすでにある場合に既存のファイルを「jnlrput***.bak」に名称変更して作成するファイルです。
68 カレントワークパス制御ファイル2 なし DCDIRに依存 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
69 dcrasgetコマンド用ワークファイル なし 収集する情報に依存 収集する情報に依存 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
注※1
メモリ使用量はコーディング次第であるため可変です。HP-UX版,およびWindows版以外は共用メモリダンプが付与されるため,さらに容量が大きくなります。
注※2
終端ブロックがない場合にも取得します。そのため,OpenTP1強制停止など終端ブロックを書き込む契機が発生しなかった場合は,ブロックエラーの有無に関係なく出力します。
注※3
製品バージョンごとに,次のように異なります。
03-05-/T,03-06-/R,05-03-/J,05-04-/G,06-00以降:
リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したプロセス数(ただし,rapサーバはrapリスナーと同じファイルに出力します)。
上記以外の06-00より前:
リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したプロセス数。
注※4
圧縮後に圧縮元ファイルを消去しますが,圧縮直後は圧縮元ファイルと圧縮ファイルの二つが存在します。このため,最大圧縮元ファイルの2倍のディスク容量を必要とします。

(2) TP1/Server Base(UNIX版固有)

TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-4を参照してください。

表F-3 TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 通信制御ファイル $DCDIR/.tact/* 初期 J ローカルソケット プロセスを起動したとき ×
2 inittabのバックアップファイル $DCDIR/conf/Inittab/inittabN
(N:1〜3)
初期 K テキスト dcsetupコマンドを実行したとき※1
3 dccspool用制御ファイル $DCDIR/spool/.dccspool_time 06-02 J dccspoolコマンドを実行したとき
(dccspool)
4 prctee用パイプファイル $DCDIR/spool/.prc_fifo 05-00 J バイナリ prcteeプロセスを起動したとき ×
5 prcteeプロセスのpid格納ファイル $DCDIR/spool/.prc_tee 初期 J バイナリ prcteeプロセスを起動したとき ×
6 prcdlpathコマンドの引き継ぎファイル $DCDIR/spool/.prcdlpath 07-04 J バイナリ prcdlpathコマンドを実行したとき ×
7 prcteeプロセス起動エラー時の出力ファイル $DCDIR/spool/.prcerr.log 07-00 A テキスト prcteeプロセスの起動に失敗したとき
8 prcdのPAUSE判定ファイル $DCDIR/spool/.prcnopause 初期 J バイナリ OpenTP1を開始したとき ×
9 Linux用prcdのpid格納ファイル $DCDIR/spool/.prcpid 06-00 J バイナリ prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) ×
10 prcteeプロセスのエラー出力ファイル $DCDIR/spool/.prctee.log 07-00 A テキスト betarn.logへの出力エラーが発生したとき
11 被アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/coninf 初期 J テキスト アーカイブジャーナルノードと接続,または切断したとき
12 アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/coninf 初期 J テキスト 被アーカイブジャーナルノードと接続,または切断したとき
13 アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/an_X
(n:不正なデータを検知したジャーナルのリソースグループの通番。この通番はグローバルアーカイブジャーナルサービス定義のjnldfsv定義コマンドの-aオプションに指定したリソースグループに,順に割り当てられる値です。
X:不正なデータを検知したジャーナルの世代番号)
初期 J テキスト OpenTP1のリランで起動する際に,読み込んだブロックにエラーがあったとき ×
14 アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N
(N:不正ジャーナルを検知したコマンドプロセスのPID)
07-03 A バイナリ jnlunlfgコマンド,jnlchgfgコマンド,またはjnllsコマンドが不正ジャーナルを検知したとき
15 GWFログファイル $DCDIR/spool/gwflogN
(N:1または2)
初期 C,E,H テキスト ゲートウェイサービスに関する内部関数でエラーリターンしたとき ×
16 UAPトレース編集出力ファイル (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N.uat
(N:1〜3)
デフォルト:
$DCDIR/spool/save/(サーバ名)N.uat
(N:1〜3)
初期 C,H テキスト プロセスがダウンしたとき※2
17 UAPトレースデータファイルのバックアップファイル $DCDIR/spool/save/trc/(サーバ名)_N.uatmap
(N:1〜3)
サーバ異常終了時:
$DCDIR/spool/save/trc/(サーバ名)N.uatmap
(N:1〜3)
07-03 K バイナリ ユーザサーバがダウンしたとき,またはOpenTP1が起動したとき
18 prcd管理プロセスのpidファイル $DCDIR/tmp/home/(サーバ名)/.prc.PID 初期 J 各プロセスを開始したとき ×
19 UAPトレースデータファイル $DCDIR/tmp/home/(サーバ名).ID/dcuat.map 07-03 C バイナリ UAPプロセスを起動したとき
20 同一マシン内DCDIR管理情報 Linux版:
/opt/OpenTP1/etc/.OpenTP1
AIX版またはHI-UX/WE2版:
/usr/etc/BeTRAN
初期 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき ×
21 同一マシン内DCDIR管理シェル Linux版:
/opt/OpenTP1/etc/dcpwon
AIX版またはHI-UX/WE2版:
/usr/bin/dcpwon
初期 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき ×
22 通信制御ファイル 1. Linux版の場合:
/opt/OpenTP1/etc/so_unix
2. Solaris版,かつOSのバージョンが10以上,かつZone環境(仮想サーバ)の場合:
/etc/OpenTP1/so_unix
3. 上記以外:
/dev/OpenTP1/so_unix
1.の場合:
05-03
2.の場合:
07-00
3.の場合:
03-02
J ローカルソケット プロセスを起動したとき ×
23 dcsetup用バッファファイル1 /tmp/.admdPID/* 初期 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき
(dcsetup)
24 dcsetup用バッファファイル2 /etc/tp1admtabwk_mdHMS
(mdHMS:ファイル作成時の月日時分秒の時間情報)
07-04 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき
25 リアルタイム出力機能(betran.log) HP-UX版,AIX版,またはSolaris版:
/tmp/betran.log
Linux (IPF)版:
$DCDIR/spool/betran.log
Linux (x86):
$DCDIR/spool/prclogN
(N:1または2)
HI-UX/WE2版:
コンソールに出力しているのでこのファイルはありません。
初期 A テキスト OpenTP1を動作したとき ×
26 namdomainsetupコマンド実行時の一時ファイル /tmp/TP1dmfilwork(PID) 初期 J テキスト namdomainsetupコマンドを実行したとき
(namdomainsetup)
27 dcsetup用排他ファイル Linux版:
/var/spool/.OpenTP1.HiRDB/.lock
AIX版またはHI-UX/WE2版:
/usr/spool/.OpenTP1.HiRDB/.lock
初期 J バイナリ dcsetupコマンドを実行したとき ×
28 jnlsortコマンド実行時の一時ファイル (jnlsortコマンドを実行したカレントパス)/sort_I+プロセスID
(jnlsortコマンドを実行したカレントパス)/sort_o+プロセスID
初期 J テキスト jnlsortコマンドに-gオプションを指定しないで実行したとき
(jnlsort)
29 OpenTP1制御ファイル1 hitachi.OpenTP1sb.dcpwon.conf 07-04-01 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき※3 ×
30 OpenTP1制御ファイル2 hitachi.OpenTP1sb.dcpwon.conf
(XX:通し番号)
07-04-01 J テキスト dcsetupコマンドを実行したとき※3 ×
(凡例)
A:単調増加(削除機能がないタイプ)
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
J:制御ファイル,一時ファイル
K:バックアップファイル
○:ユーザ判断で削除できます。
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
□:コマンド終了時に削除します。( )内は該当するコマンド名です。
×:削除してはいけません。
注※1
Red Hat Enterprise Linux Server 6以降で使用する場合,/etc/initディレクトリ下のOpenTP1のファイルのバックアップは実施しないため,$DCDIR/conf/Inittab/inittabN(N:1〜3)を取得しません。
注※2
次の条件でコマンドを実行した場合のプロセスダウンも含みます。
・dcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定
・dcsvstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定
注※3
Red Hat Enterprise Linux Server 6以降で実行した場合だけとなります。

TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-4 TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 通信制御ファイル なし 通信メッセージサイズ 起動プロセス数 ローカルマシン上で通信を実行する際に使用するファイルです。
2 inittabのバックアップファイル なし /etc/inittabファイルのサイズ 3世代 /etc/inittabファイルのバックアップです。※1
3 dccspool用制御ファイル なし 0 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
4 prctee用パイプファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
5 prcteeプロセスのpid格納ファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
6 prcdlpathコマンドの引き継ぎファイル <プロセスサービス定義>
  • prc_take_over_dlpathオペランド
    リラン時にprcdlpathコマンドでのサーチパスの変更を引き継ぐかどうかを指定
268バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。prcdlpathコマンド実行時に,引数に指定したサーチパスを保存するファイルです。
7 prcteeプロセス起動エラー時の出力ファイル なし 単調増加 1ファイル prcteeプロセス起動エラー時のprcdの情報を出力するファイルです。
8 prcdのPAUSE判定ファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
9 Linux用prcdのpid格納ファイル なし 数バイト(固定) 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
10 prcteeプロセスのエラー出力ファイル なし 単調増加 1ファイル betran.logへの出力エラーに関する情報を出力するファイルです。
11 被アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル <グローバルアーカイブジャーナルサービス定義>
  • jnldfsv定義コマンド
    グローバルアーカイブジャーナルサービスのリソースグループ数の指定
124バイト グローバルアーカイブジャーナルサービス定義のjnldfsv定義コマンドの-aオプションに指定したリソースグループ数 被アーカイブジャーナルノードとの接続情報ファイルです。グローバルアーカイブジャーナル機能を使用した場合に,アーカイブジャーナルノードとの接続情報を取得します。
12 アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル なし 124バイト×アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数 アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数 アーカイブジャーナルノードとの接続情報ファイルです。グローバルアーカイブジャーナル機能を使用した場合に,被アーカイブジャーナルノードとの接続情報を取得します。
13 アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル <アーカイブジャーナルサービス定義>
  • jnl_arc_max_datasizeオペランド
    アーカイブ時の転送データの最大長
  • jnl_dualオペランド
    ジャーナルファイルを二重化するかどうかを指定
jnl_arc_max_datasizeオペランドの指定値 jnl_dual=Nの場合:
アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数
jnl_dual=Yの場合:
アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数×2
アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイルです。OpenTP1のリランで起動する際に読み込んだブロックにエラーがあった場合(異常時)に取得します。※2
14 アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル <グローバルアーカイブジャーナルサービス定義>
  • jnl_arc_max_datasizeオペランド
    アーカイブ時の転送データの最大長
jnl_arc_max_datasizeオペランドの指定値 単調増加 アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイルです。jnllsコマンドが不正ジャーナルを検知した場合に取得します。
15 GWFログファイル なし 0.1メガバイト 2世代 設計調査用通信トレース情報です。ただし,ゲートウェイサービスはLinux版,およびsolaris版は未サポートです。また,すべてのOSで,07-00以降はサポート対象外です。
16 UAPトレース編集出力ファイル <プロセスサービス定義>
  • prc_coresave_pathオペランド
    コアファイル格納パス
可変 3世代 ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのUAPトレース情報ファイルです。
17 UAPトレースデータファイルのバックアップファイル <ユーザサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
<システム共通定義>
<各システムサービス定義>
  • uap_trace_maxオペランド
    UAPトレースのレコード数
  • uap_trace_file_putオペランド
    UAPトレースのトレース情報をファイルに出力するか指定
32ビット版の場合:
((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×256)+128(バイト)
64ビット版の場合:
((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×264)+144(バイト)
6世代(正常終了時・異常終了時は3世代) システムサーバ,およびユーザサーバのUAPトレース情報を出力する,UAPトレース編集出力ファイルの元データファイルのバックアップファイルです。
18 prcd管理プロセスのpidファイル なし 0 プロセス数分 OpenTP1の動作を制御するファイルです。
19 UAPトレースデータファイル <ユーザサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
<システム共通定義>
<各システムサービス定義>
  • uap_trace_maxオペランド
    UAPトレースのレコード数
  • uap_trace_file_putオペランド
    UAPトレースのトレース情報をファイルに出力するか指定
32ビット版の場合:
((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×256)+128(バイト)
64ビット版の場合:
((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×264)+144(バイト)
1世代 システムサーバ,およびユーザサーバのUAPトレース情報を出力する,UAPトレース編集出力ファイルの元データファイルです。
20 同一マシン内DCDIR管理情報 なし 同一マシン上に登録しているDCDIRに依存 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
21 同一マシン内DCDIR管理シェル なし 同一マシン上に登録しているDCDIRに依存 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
22 通信制御ファイル <システム共通定義>
  • rpc_multi_tp1_in_same_hostオペランド
    同一ホスト内に複数のOpenTP1を稼働させ,これらを同一グローバルドメイン(システム共通定義のall_nodeオペランドで指定したノード名の集合)として運用するかどうかを指定
通信メッセージサイズ 起動プロセス数 ローカルマシン上で通信を実行する際に使用するファイルです。
23 dcsetup用バッファファイル1 なし DCDIRの長さや/etc/inittabのサイズに依存します。 12ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。※1
24 dcsetup用バッファファイル2 なし DCDIRの長さや/etc/inittabのサイズに依存します。 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。※3
25 リアルタイム出力機能(betran.log) なし 単調増加(ラップアラウンド方式に変更した場合は65535キロバイト) 1世代(ラップアラウンド方式に変更した場合は2世代) 標準出力,標準エラー出力の情報を出力するログファイルです。また,07-00より前の場合では,prcteeプロセスのエラー内容もこのファイルに出力します。ファイル名称,格納ディレクトリ,ファイル容量が変更できます。詳細については,ソフトウェア添付資料または「3.5 標準出力ファイルに関する運用」を参照してください。
26 namdomainsetupコマンド実行時の一時ファイル なし ドメインデータファイル名に指定したhostsファイル中のホスト名に指定したホスト名と一致した行数分のサイズ 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。namdomainsetupコマンドを実行した場合,指定したドメインデータファイル中に指定したホスト名が登録済みかどうかをチェックするときに一時的に作成するファイルです。
27 dcsetup用排他ファイル なし 0 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
28 jnlsortコマンド実行時の一時ファイル なし
  • sort_I+プロセスID
    256バイト×ソート対象ブロック件数
  • sort_o+プロセスID
    256バイト×ソート対象ブロック件数

  • sort_I+プロセスID
    で1ファイル
  • sort_o+プロセスID
    で1ファイル
OpenTP1の動作を制御するファイルです。OSのsortコマンドでソートする前後のジャーナルブロック情報ファイルです。
29 OpenTP1制御ファイル1 なし 数バイト。$DCDIRの長さに依存します。 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。※4
30 OpenTP1制御ファイル2 なし 数バイト。$DCDIRの長さに依存します。 OpenTP1ディレクトリ数分 OpenTP1の動作を制御するファイルです。※4
注※1
Red Hat Enterprise Linux Server 6以降で使用する場合は,/etc/initディレクトリ下のOpenTP1のファイルのバックアップは実施しないため,inittabのバックアップファイルを取得しません。
注※2
終端ブロックがない場合にも取得します。そのため,OpenTP1強制停止など終端ブロックを書き込む契機が発生しなかった場合は,ブロックエラーの有無に関係なく出力します。
注※3
Red Hat Enterprise Linux Server 6以降で使用する場合は,/etc/tp1admtabwk_mdHMS(mdHMS:ファイル作成時の月日時分秒の時間情報)を取得しません。
注※4
Red Hat Enterprise Linux Server 6以降で実行した場合だけとなります。

(3) TP1/Server Base(Windows版固有)

TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-6を参照してください。

表F-5 TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 修正パッチログファイル TP1/Server Base:
%DCDIR%\patchlogbase.txt
DAM:
%DCDIR%\patchlogdam.txt
TAM:
%DCDIR%\patchlogtam.txt
EXT1:
%DCDIR%\patchlogext1.txt
HAF:
%DCDIR%\patchloghaf.txt
07-00 A テキスト 修正パッチの実行の延長で取得します。
2 prcteeプロセスのエラー時の出力ファイル %DCDIR%\spool\betran.err 05-00-/E A テキスト OpenTP1を起動したとき ×
3 rawデバイス用ロックファイル %DCDIR%\spool\dcntbinf\rawlock_N
(N:ドライブ文字)
06-50 J rawデバイスを初回オープンしたとき ×
4 退避モジュール(UMT)トレースファイル %DCDIR%\spool\save\trc\_zx.umt
(z:1〜8文字のサーバ名,x:通番)
初期 I バイナリ OpenTP1を起動したとき
5 退避UAPトレースファイル %DCDIR%\spool\save\trc\(サーバ名)N.uat
(N:1〜10)
初期 C,I バイナリ プロセスダウンしたとき,およびOpenTP1起動時に退避します。
6 共用メモリファイル %DCDIR%\spool\shm\N
(N:1から始まる数字)
初期 J バイナリ OpenTP1を起動したとき。次回オンライン時には削除して,再作成します。 ×
7 GUI用ロックファイル %DCDIR%\tp1_tools\Control.lck
%DCDIR%\tp1_tools\Environment.lck
06-50 J GUI機能を使用したとき。GUI終了時に削除します。 ×
8 admshowppログファイル %temp%\admshowpp.log 07-01 J テキスト dcsetupコマンドの延長で取得します。 ×
9 dcsetupログファイル %temp%\dcsetup.log 初期 A テキスト インストーラ,修正パッチ動作の延長で取得します。
10 dcsetupmlログファイル %temp%\dcsetupml.log 06-50 A テキスト dcsetupmlコマンド,インストーラ動作の延長で取得します。
11 trnlnkrmログファイル %temp%\trnlnkrm.log 初期 A テキスト trnlnkrmコマンドの実行,dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ,修正パッチ動作の延長で取得します。
12 標準出力リダイレクトファイル (redirect_file_nameオペランドの指定値)N
(N:1または2)
デフォルト:
%DCDIR%\spool\prclogN
(N:1または2)
05-00-/E C,E,H テキスト OpenTP1を動作したとき
13 UAPトレースファイル (カレントワークパス)\tmp\home\_z.x\_zPPPPP.uat
(z:1〜8文字のサーバ名,PPPPP:PID,x:通番)
初期 I バイナリ ユーザサーバの起動の延長で作成します。
14 モジュール(UMT)トレースファイル (カレントワークパス)\tmp\home\_z.x\_zPPPPP.umt
(z:1〜8文字のサーバ名,PPPPP:PID,x:通番)
プロセスサーバの場合:
%DCDIR%\spool\save\_prcPPPPP.umt
(PPPPP:PID)
初期 I バイナリ OpenTP1の起動,ユーザサーバの起動の延長で作成します。
(凡例)
A:単調増加(削除機能がないタイプ)
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
I:ラウンドロビン(OpenTP1起動時に新しいファイルに切り替わるタイプ)
J:制御ファイル,一時ファイル
○:ユーザ判断で削除できます。
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
×:削除してはいけません。
注※
次の条件でコマンドを実行した場合のプロセスダウンも含みます。
・dcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定
・dcsvstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定

TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-6 TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 修正パッチログファイル なし 単調増加。パッチ実行のたびに上書きされます。 5ファイル(BASE:1世代,DAM:1世代,TAM:1世代,EXT1:1世代,HAF:1世代) 修正パッチの実行ログファイルです。修正パッチの実行で取得します。
2 prcteeプロセスのエラー時の出力ファイル なし 単調増加 1ファイル prcteeプロセスのエラー時の情報を出力するファイルです。
3 rawデバイス用ロックファイル なし 0 rawデバイス使用数 OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1ファイルシステムにrawデバイスを使用する場合に作成する内部ファイルです。
4 退避モジュール(UMT)トレースファイル なし 4160バイト(プロセスサーバの場合は,73696バイト) 10世代×サーバ起動数 モジュール(UMT)トレースファイルのバックアップファイルです。
5 退避UAPトレースファイル なし 可変 10世代 ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのUAPトレース情報ファイルです。
6 共用メモリファイル なし マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変となります。 1世代 OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1が確保した共用メモリのファイルです。
7 GUI用ロックファイル なし 0 2ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1のGUI機能使用時に,重複起動防止のために作成するファイルです。
8 admshowppログファイル なし 正常時は0バイト。エラー発生時は可変。コマンド実行ごとに上書きします。 1世代 OpenTP1の動作を制御するファイルです。内部コマンドのエラーログです。dcsetupコマンドの延長で動作する内部コマンドが出力します。コマンド内部でエラー発生時にエラー内容を出力します。
9 dcsetupログファイル なし 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 1世代 dcsetupコマンドのトレースファイルです。インストーラ動作の延長,修正パッチ動作の延長で取得します。
10 dcsetupmlログファイル なし 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 1世代 dcsetupコマンドのトレースファイルです。dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ動作の延長で取得します。
11 trnlnkrmログファイル なし 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 1世代 trnlnkrmコマンドのトレースファイルです。trnlnkrmコマンド,dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ動作の延長,修正パッチ動作の延長で取得します。
12 標準出力リダイレクトファイル <システム環境定義>
  • redirect_fileオペランド
    OpenTP1配下のプロセスの標準出力・標準エラー出力先を指定
  • redirect_file_nameオペランド
    標準出力・標準エラー出力を出力するファイル名を指定
  • redirect_file_sizeオペランド
    標準出力・標準エラー出力をするファイル長を指定
最大でredirect_file_sizeオペランドの指定値(ただし,単調増加ファイルに変更可) 2世代(単調増加ファイルに変更した場合は1世代) 標準出力,標準エラー出力の情報を出力するログファイルです。redirect_fileオペランドにYを設定した場合だけ出力します。また,システム共通定義のprc_portオペランド,rpc_port_baseオペランドを設定した場合は出力しません。
13 UAPトレースファイル <ユーザサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
  • uap_trace_maxオペランド
    UAPトレース格納最大数
可変 1世代×サーバ起動数 オンライン中プロセスのUAPトレースファイルです。
14 モジュール(UMT)トレースファイル なし 4160バイト(プロセスサーバの場合は,73696バイト) 1世代×サーバ起動数 オンライン中プロセスのモジュール(UMT)トレースファイルです。

(4) TP1/FS/Direct Access

TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-8を参照してください。

表F-7 TP1/FS/Direct Accessが出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 damd生存確認ファイル $DCDIR/tmp/damlive 初期 J バイナリ damdが起動したとき ×
2 論理ファイル回復時の一時ファイル (damfrcコマンド実行ディレクトリ)/.dcdamPPPPPPP
(PPPPPPP:PIDの下7けた)
初期 J バイナリ damfrcコマンドの-cオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したとき
(damfrc)
3 オンラインDAMバックアップ取得時の一時ファイル (dambkup -o -s実行ディレクトリ)/bkTTTTPPPP
(TTTT:通算秒の下4けた,PPPP:プロセスIDの下4けた)
初期 J バイナリ dambkupオプションに-oオプションと-sオプションを指定して実行したとき
(dambkup)
(凡例)
J:制御ファイル,一時ファイル
□:コマンド終了時に削除します。( )内は該当するコマンド名です。
×:削除してはいけません。

TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-8 TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 damd生存確認ファイル なし
32ビット版の場合:
136バイト
64ビット版の場合:
224バイト
1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。damdが起動しているかどうかを確認するためのファイルです。
2 論理ファイル回復時の一時ファイル なし 96バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。damfrcコマンドの-cオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したときにコマンドを実行したディレクトリ下に内部情報を一時ファイルに出力します。
3 オンラインDAMバックアップ取得時の一時ファイル なし バックアップ対象のDAMファイルサイズ+128バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。dambkupコマンドに,-oオプションおよび-sオプションを指定して実行したときに,DAMファイルのバックアップ内容を標準出力へ出力する前に一時的にバックアップデータを格納するファイルです。

(5) TP1/FS/Table Access

TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-10を参照してください。

表F-9 TP1/FS/Table Accessが出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 オンラインTAMバックアップ取得時の一時ファイル $DCDIR/tmp/.dctamdN
(N:1〜9999999)
初期 J バイナリ tambkupコマンドに-oオプションを指定して実行したとき
(tambkup)
2 共用メモリ情報ファイル(TAM用) $DCDIR/tmp/tammemfile 初期 J バイナリ OpenTP1を起動したとき ×
3 論理ファイル回復時の一時ファイル (tamfrcコマンド実行ディレクトリ)/.dctamPID 初期 J バイナリ tamfrcコマンドの-jオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したとき
(tamfrc)
(凡例)
J:制御ファイル,一時ファイル
□:コマンド終了時に削除します。( )内は該当するコマンド名です。
×:削除してはいけません。

TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-10 TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 オンラインTAMバックアップ取得時の一時ファイル なし バックアップ対象のTAMファイルサイズ 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。tambkupコマンドに-oオプションを指定して実行したときに,TAMファイルのバックアップ内容を一時的に格納するファイルです。
2 共用メモリ情報ファイル(TAM用) なし 4バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。
3 論理ファイル回復時の一時ファイル なし 96バイト 1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。tamfrcコマンドの-jオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したときにコマンドを実行したディレクトリ下に内部情報を一時ファイルに出力します。

(6) TP1/Online Tester

TP1/Online Testerが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-12を参照してください。

表F-11 TP1/Online Testerが出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 XATMI送信データファイル $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/xsd(サービス名) 初期 J バイナリ クライアントからのtpsend関数によるXATMI要求を受け付けたとき
2 MCF送信メッセージファイル $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/sendmsg 初期 J バイナリ クライアントから表F-12に記載されているMCFの関数発行による要求を受け付けたとき
3 UTOトレースファイル $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/traceN
(N:1または2)
初期 C,E,H バイナリ オンラインテスタを使用して,UAPの動作確認を実行したとき
4 一時記憶データファイル $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/utotmp(論理端末名称) 初期 J バイナリ クライアントからdc_mcf_tempput関数発行によって一時記憶データを受け取ったとき
5 テストデータ定義ファイル utofilcreオペランドの-oオプションに指定したファイルパス
または
utofilcreオペランドの-eオプションに指定したテストデータ定義ファイル内に指定したファイルパス
次のテスタファイルを作成できます。
  • RPC要求データファイル
  • RPC応答データファイル
  • XATMI要求データファイル
  • XATMI応答データファイル
  • XATMI受信データファイル
  • 非同期型受信データファイル
  • 同期型受信データファイル
初期 J バイナリ utofilcreコマンドを実行したとき
6 MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) utomsgoutコマンドの-rオプションに指定したファイルパス 初期 J バイナリ utomsgoutコマンドに-rオプションを指定して実行したとき
7 RPC応答データファイル utosppsvcコマンドのRPC応答データファイル名に指定したファイルパス 初期 J バイナリ utosppsvcコマンドにRPC応答データファイル名を指定して実行したとき
8 UTOトレースマージファイル utotrcmrgコマンドの-oオプションに指定したファイルパス 初期 J バイナリ utotrcmrgに-oオプションを指定して実行したとき
9 XATMI応答データファイル utoxsppsvcコマンドのXATMI応答データファイル名に指定したファイルパス 初期 J バイナリ utoxsppsvcにXATMI応答データファイル名を指定して実行したとき
(凡例)
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
J:制御ファイル,一時ファイル
○:ユーザ判断で削除できます。

TP1/Online Testerが出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-12 TP1/Online Testerが出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 XATMI送信データファイル <ユーザサービス定義>
ユーザサーバ名が出力先パスの一部となります。
サービス名がファイル名の一部となります。
<環境変数>
テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。
XATMI送信データ長+68バイト テストユーザID,ユーザサーバ名およびサービス名の組み合わせごとに1ファイル XATMI送信データファイルです。クライアントがtpsend関数を発行した際の送信データをファイルに格納します。
2 MCF送信メッセージファイル <テスタサービス定義>
  • max_message_file_sizeオペランド
    MCF送信メッセージファイルの最大容量を指定
max_message_file_sizeオペランドの指定値 テストユーザIDごとに1ファイル MCF送信メッセージを格納するファイルです。MCFシミュレート機能を使用した場合,次の関数を発行したときの送信メッセージを格納します。
  • dc_mcf_execap関数
  • dc_mcf_reply関数
  • dc_mcf_send関数
  • dc_mcf_sendsync関数
  • dc_mcf_sendrecv関数
3 UTOトレースファイル <テスタサービス定義>
  • max_trace_file_sizeオペランド
    UAPトレース情報を取得するトレースファイルの最大容量を指定
max_trace_file_sizeオペランドの指定値 2世代 UTOトレースファイルです。UAPトレース情報を取得します。
4 一時記憶データファイル <テスタサービス定義>
utotmp論理端末名称がファイル名となります。
<環境変数>
テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。
128バイト テストユーザIDとutotmp論理端末名称の組み合わせごとに1ファイル OpenTP1の動作を制御するファイルです。クライアントがdc_mcf_tempput関数を発行した際の一時記憶データをファイルに格納します。
5
  • RPC要求データファイル
  • RPC応答データファイル
  • XATMI要求データファイル
  • XATMI応答データファイル
  • XATMI受信データファイル
  • 非同期型受信データファイル
  • 同期型受信データファイル
なし ユーザ任意 1ファイル オンラインテスタで使用する,テストデータ定義ファイルです。
6 MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) なし ユーザ任意 1ファイル MCF受信メッセージを格納するファイルです。オンラインテスタが出力した送信メッセージ情報を編集して作成するMCF受信メッセージです。
  • 非同期型
    MHPのdc_mcf_receive関数に渡すメッセージ。
  • 同期型
    UAPのdc_mcf_recvsync関数やdc_mcf_sendrecv関数などに渡すメッセージ。
7 RPC応答データファイル なし ユーザ任意 1ファイル RPC応答データファイルです。RPCインタフェースのサーバUAPシミュレート機能を使用時,サービス要求元へ返す応答データとして使用するファイルです。
8 UTOトレースマージファイル なし トレースファイル名に指定したファイルの合計サイズ 1ファイル UTOトレースマージファイルです。utotrcmrgコマンドで複数のUTOトレースファイルを一つのファイルにマージしたときに作成するファイルです。
9 XATMI応答データファイル タイプトバッファ定義全般 タイプトバッファ定義ファイルやXATMI要求データファイルを基に作成されるため不定 1ファイル XATMI応答データファイルです。サービス実行中に受け取る受信データやサービス実行後の応答データとして使用するファイルです。

(7) TP1/Message Control

TP1/Message Controlが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-14を参照してください。

表F-13 TP1/Message Controlが出力するファイル一覧

項番 名称 ファイル名または
ディレクトリ名
バージョン タイプ ファイル形式 取得
タイミング
削除可否
1 システムサービス共通情報定義ファイルのバックアップファイル $DCDIR/.mcfdef/mcf 05-05 K テキスト dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき ×
2 システムサービス情報定義ファイルのバックアップファイル $DCDIR/.mcfdef/mcfu* 05-05 K テキスト dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき ×
3 MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイル $DCDIR/.mcfserv/mcfu* 05-05 K バイナリ dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき ×
4 MCFダンプファイル※1 $DCDIR/spool/mcfdKAXXZZ
(K:プロセス識別子,AXX:MCF識別子,ZZ:01〜99)
初期 H,I バイナリ TP1/Message ControlやTP1/Messagingで内部矛盾などの障害を検出したとき
5 MCFトレースファイル※1 $DCDIR/spool/mcftAXXZZ
(AXX:MCF識別子,ZZ:01〜99)
初期 H,I バイナリ MCF通信プロセス動作時に共用メモリ上のトレースバッファの一つが満杯になったとき
6 MCF性能検証用トレース情報ファイル※1 $DCDIR/spool/dcmcfinf/_mc_NNN
(NNN:000〜256)
07-01 D,F バイナリ MCF通信プロセスまたはUAPが動作し,トレースバッファが満杯になったとき
7 MCF構成変更準備停止時のバックアップファイル※2 システムサービス共通情報定義のDCMCFQUEBAK指定値
デフォルト:$DCDIR/spool/mcf/mcfquebak
07-03 K バイナリ MCF構成変更準備停止(dcstop -b -q)を実行したとき ※3
8 MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル※1 $DCDIR/spool/save/_mc_MMM.bkN
(MMM:001〜256,N:1または2)
07-01 K バイナリ OpenTP1が停止したとき
9 マッピングエラー情報ファイル※4 $DCDIR/spool/save/dcmap_errXXX
(XXX:TP1/NET/XMAP3のMCF通信プロセスのプロセスID)
初期 H,I テキスト マッピング時にエラーが発生したとき
(凡例)
D:ラウンドロビン(バックアップ取得機能があるタイプ)
F:ラウンドロビン(一定量に達する直前の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
I:ラウンドロビン(OpenTP1起動時に新しいファイルに切り替わるタイプ)
K:バックアップファイル
○:ユーザ判断で削除できます。
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
×:削除してはいけません。
注※1
TP1/Message Control,TP1/NET/Library,プロトコル製品,およびTP1/Messagingで出力するファイルです。
注※2
TP1/Message Control,TP1/NET/Library,およびプロトコル製品で出力するファイルです。
注※3
MCF構成変更再開始完了後に削除できます。
注※4
TP1/NET/XMAP3で出力するファイルです。

TP1/Message Controlが出力するファイルの説明を次の表に示します。

表F-14 TP1/Message Controlが出力するファイルの説明

項番 名称 関連する定義 サイズ 最大ファイル数 説明
1 システムサービス共通情報定義ファイルのバックアップファイル システムサービス共通情報定義($DCDIR/lib/sysconf/mcf) $DCDIR/lib/sysconf/mcfのファイルサイズになります。 1ファイル システムサービス共通情報定義のバックアップファイルです。
2 システムサービス情報定義ファイルのバックアップファイル システムサービス情報定義 システムサービス情報定義ファイルのサイズになります。 システムサービス情報定義ファイルの数 システムサービス情報定義のバックアップファイルです。
3 MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイル なし MCF通信プロセスプログラム・MCFアプリケーション起動プロセスプログラム($DCDIR/lib/servers/mcfu*)のファイルサイズになります。 MCF通信サーバ実行形式プログラムの数 MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイルです。
4 MCFダンプファイル※1 なし MCFの「リリースノート」に記載されているMCFダンプファイル見積もり計算式のとおり MCFマネジャプロセス,MCF通信プロセス,UAPが出力するファイル数は次のとおり。
TP1/NET/Library 07-03より前:
99ファイル
TP1/NET/Library 07-04以降:
3ファイル
MCFで障害が発生した場合にメモリの情報を取得するファイルです。トラブルシュートの目的で使用します。正常処理中には出力されません。
5 MCFトレースファイル※1 <MCF通信構成定義のトレース定義>
mcfttrc定義コマンドの-tオプション
  • sizeオペランド
    トレースバッファサイズ
  • bufcntオペランド
    トレースバッファ数
  • trccntオペランド
    トレースファイル数
  • diskオペランド
    ディスク出力機能使用有無
mcfttrc定義コマンドの-mオプション
ファイル数の扱い
size指定値×bufcnt指定値 -mオプションにdelを指定しているとき:trccntオペランドの指定値
-mオプションにoffを指定しているとき:99ファイル
MCF内で発生したイベントや送受信データの情報を取得するファイルです。
トラブルシュートの目的で使用します。disk=no(または省略)の場合はトレースファイルは作成されません。07-00以降はdisk=yesがデフォルトです。
6 MCF性能検証用トレース情報ファイル※1 <システム共通定義>
  • prf_traceオペランド
    PRFトレースの取得有無
<ユーザサービスデフォルト定義>
  • mcf_prf_traceオペランド
<ユーザサービス定義>
  • mcf_prf_traceオペランド
    ユーザサーバごとのPRFトレースの取得有無
<MCF性能検証用トレース定義>
  • prf_file_sizeオペランド
    トレースファイルのサイズ
  • prf_file_countオペランド
    トレースファイルの世代数
<システムサービス定義>
  • mcf_prf_traceオペランド
    MCF通信プロセスごとのPRFトレースの取得有無
<システムサービス共通情報定義>
  • mcf_prf_trace_levelオペランド
    MCF性能検証用トレース情報の取得レベル
prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値 MCF性能検証用トレース情報ファイルです。性能検証およびトラブルシュートの目的で使用します。システム共通定義のprf_traceオペランドにYを設定し,かつシステムサービス共通情報定義でmcf_prf_trace_levelオペランドに00000001を設定した場合に性能検証用トレース情報を取得します。デフォルトでは取得しません。
7 MCF構成変更準備停止時のバックアップファイル※2 <システムサービス共通情報定義>
putenv DCMCFQUEBAK バックアップファイル名 〜 <パス名><<$DCDIR/spool/mcf/mcfquebak>>
296+キューグループ数×16+論理端末数×20+サービスグループ数×44+未送信/未処理メッセージ数×(平均メッセージ長+1036)(バイト) 1ファイル MCF構成変更再開始機能使用時の未送信・未処理メッセージのバックアップファイルです。
8 MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル※1 MCF性能検証用トレース情報ファイル(項番6)と同様 prf_file_sizeオペランドの指定値 prf_file_countオペランドの指定値×2世代 MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。システム共通定義のprf_traceオペランドにY,mcf_prf_trace_levelオペランドに00000001を設定した場合に取得します。
07-02以降の場合は,性能検証用トレース定義のprf_trace_backup=Nを設定すると,バックアップファイルを取得しません。
9 マッピングエラー情報ファイル※3 <マッピングサービス属性定義>
ERRLOG4={YES|NO}
  • YES
    エラー情報を取得します。
  • NO
    エラーコード4(軽いエラー)のマッピングエラーが発生した場合は,エラー情報を取得しません。
論理マップの領域サイズと物理マップファイルのサイズに依存します。 MCF通信プロセスの数※4 マッピング時に発生したエラー情報を取得するファイルです。トラブルシュートの目的で使用します。
注※1
TP1/Message Control,TP1/NET/Library,プロトコル製品,およびTP1/Messagingで出力するファイルです。
注※2
TP1/Message Control,TP1/NET/Library,およびプロトコル製品で出力するファイルです。
注※3
TP1/NET/XMAP3で出力するファイルです。
注※4
マッピングエラーが発生したTP1/NET/XMAP3のMCF通信プロセスの数を指します。ただし,OpenTP1の開始で,マッピングサービスプロセスのプロセスIDが変わるたびに増加します。