分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義
ネットワークコミュニケーション定義の各ソースファイルから定義オブジェクトファイルを生成する方法について説明します。
定義オブジェクトファイルの生成には,次の二つのユティリティを使用します。
MCF定義オブジェクト生成ユティリティは,ソースファイルからオブジェクトファイルを生成するときに使用します。MCF定義オブジェクト生成ユティリティを起動するコマンドは,定義の種類によって異なります。
MCF定義結合ユティリティは,二つのオブジェクトファイルを結合するときに使用します。MCF定義結合ユティリティは,MCF通信構成定義にだけ使用します。
MCFのバージョンアップに伴って,定義オブジェクトの形式が異なることがあります。定義オブジェクトのバージョンが異なると,開始処理が続行できません。この場合は,MCFと同じバージョンのユティリティで,定義オブジェクトを生成し直してください。
ユティリティ起動コマンドを次の表に示します。
表4-11 定義オブジェクトファイル生成に使用するユティリティ起動コマンド
| 定義ソースファイル | ユティリティ起動コマンド | 定義オブジェクトファイル名 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| MCFマネジャ定義 | mcfmngr | $DCCONFPATH/_mu…… | ||||
| MCF通信構成定義 | 共通定義 | mcfcomn | mcflink | $DCCONFPATH/_mu…… | ||
| データコミュニケーション定義 | プロトコル固有定義1 プロトコル固有定義2 : : : |
mcf××××※1 mcf××××※1 : : : |
一つ選択※2 | |||
| アプリケーション起動定義 | mcfpsvr | |||||
| MCFアプリケーション定義 | mcfapli | $DCCONFPATH/任意 | ||||
各定義では,次のようにオブジェクトファイルを生成します。
なお,対応する定義ソースが不明となったMCF定義オブジェクトファイルの内容を知りたい場合は,「4.3.3 mcf××××(MCF定義オブジェクト解析コマンド)」を参照してください。
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