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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


8.6.2 MCFサンプルを使うときの注意

MCFサンプルを使うときの注意事項を次に示します。

  1. MCFに関連する定義(ネットワークコミュニケーション定義)を使うときは,MCFサンプル内で一貫した定義になるようにしてください。システム定義の内容は,マニュアルに掲載しているものをそのまま使っているため,一部修正が必要な場合があります。また,TP1/Server Baseの定義(システムサービス定義)は,MCFサンプルのネットワークコミュニケーション定義に合わせて修正する必要があります。これは,Baseサンプルを使う場合も同様です。

  2. プロトコル/ディレクトリの下のUAP(MHP,SPP)のサンプルを使う場合,コンパイル/リンケージ時にメイン関数(メインプログラム)が必要です。MHPの場合は,mcf/aplib/ディレクトリにあるメイン関数を修正して使ってください。SPPの場合は,メイン関数を新規で作成してください。

    mcf/conf/ディレクトリの下にあるMCFアプリケーション定義(abc_apli)は,作成するMHPに合わせた修正が必要です。さらに,システムサービス定義(ユーザサービス定義など)も,新規で作成する必要があります。

  3. MCFメイン関数は,次のサンプルを使ってください。

    • MCF通信サービスのMCFメイン関数

      /mcf/プロトコル/cmlib/ディレクトリの下のファイル

    • アプリケーション起動サービスのMCFメイン関数

      /mcf/psv/cmlib/ディレクトリの下のファイル