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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説


付録C.10 07-03での変更点

TP1/Server Base 07-03での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C‒22 TP1/Server Base 07-03での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類

分類

内容

追加

関数

なし

定義

システム共通定義

  • fil_prf_trace_delay_timeオペランド

  • fil_prf_trace_optionオペランド

  • jnl_prf_event_trace_levelオペランド

  • uap_trace_file_putオペランド

ロックサービス定義

  • lck_prf_trace_levelオペランド

ネームサービス定義

  • name_cache_validity_timeオペランド

rapリスナーサービス定義

  • ipc_sockctl_highwater

  • ipc_sockctl_watchtime

JNL性能検証用トレース定義

LCK性能検証用トレース定義

リアルタイム取得項目定義

  • rts_mcf_ap_scd_stayオペランド

  • rts_mcf_ap_usr_srvcオペランド

  • rts_mcf_in_msg_scd_waitオペランド

  • rts_mcf_out_msg_norm_scd_waitオペランド

  • rts_mcf_out_msg_prio_scd_waitオペランド

  • rts_mcf_out_msg_resp_scd_waitオペランド

  • rts_mcf_out_msg_sync_scd_waitオペランド

  • rts_mcf_que_scd_wait_numオペランド

ユーザサービスデフォルト定義

  • uap_trace_file_putオペランド

ユーザサービス定義

  • uap_trace_file_putオペランド

コマンド

filstatfsコマンド

  • -Sオプション

prctctrlコマンド

prfedコマンド

  • -vオプション

prfgetコマンド

  • -fオプションの指定値に_mc,_fl,_jl,_lkを追加

uatdumpコマンド

  • -fオプション

削除

なし

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C‒23 TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類

分類

内容

追加

関数

なし

定義

なし

コマンド

mcfalstapコマンド

mcftlsutmコマンド

削除

なし

TP1/Server Base 07-03での動作の変更点を次の表に示します。

表C‒24 TP1/Server Base 07-03での動作の変更

分類

内容

定義

システム共通定義

  • all_nodeオペランドにサービス情報優先度指定機能を指定できるように変更

  • name_domain_file_useオペランドで使用有無を決定するドメイン定義ファイルに,優先選択ノードの定義ファイルを追加

性能検証用トレース取得サービスの稼働数,および関連する定義を変更

コマンド

OpenTP1の標準出力,標準エラー出力をリダイレクトするprcteeプロセスを停止・再開始できるよう変更

次のコマンドの出力形式を変更

  • namsvinf

OpenTP1ファイルシステムのユーザ領域情報として使用中領域と未使用領域(空き領域)の一覧を表示できるよう変更

トレース情報ファイルの編集結果をcsv形式で出力できるように変更

メッセージ

KFCA26954-W,KFCA26956-W,KFCA26965-E,KFCA27790-W

  • 出力情報に,送信元IPアドレスと送信元ポート番号の情報を追加

その他

次に示すイベントトレース情報を取得するように変更

  • FILイベントトレース

  • JNL性能検証用トレース

  • LCK性能検証用トレース

プロセスをアボートしなくてもUAPトレースを取得できるように変更

静的共用メモリの算出式を変更

共用メモリプールのサイズの算出式を変更

監視イベントに次のイベントを追加

  • OpenTP1サービス開始

  • OpenTP1サービス停止

UNIXのメッセージ送受信関数で使用する資源の見積もり式で,次の資源の被アーカイブノードの見積もり式を変更

  • メッセージID

  • OpenTP1のすべてのメッセージのうちの最大待ち合わせメッセージ数

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での動作の変更点を次の表に示します。

表C‒25 TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での動作の変更

分類

内容

定義

mcftalcle定義コマンドの-mオプションに0を指定,または指定を省略した場合の解釈値を,無制限から65535に変更

次の定義コマンドで,-jオプションの指定値の上限を131072から4000000に変更

  • mcfmcomn

  • mcfmuap

  • mcftcomn

その他

MCFダンプファイルの出力上限数を99から3に変更

アプリケーションに関するタイマ起動要求の状態を表示できるように変更

ユーザタイマ監視の状態を表示できるように変更

TP1/Server Base 07-03でのデフォルト値の変更点を次の表に示します。

表C‒26 TP1/Server Base 07-03でのデフォルト値の変更

分類

内容

定義

トランザクションサービス定義

  • thread_stack_sizeオペランドについて,AIX版のuCosminexus TP1/Server Base(64)を使用している場合のデフォルト値を65536に変更

TAMサービス定義

  • tam_pool_attriオペランドのデフォルト値を次のとおり変更

    ・HP-UXまたはSolarisの場合:fixed

    ・AIX,LinuxまたはWindowsの場合:free

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドのデフォルト値の変更はありません。