BT_WDSC( )
 

公衆回線接続時，相手局にDLE・EOTを送信して回線を切断します。

#include <dlicom/bsc.h> int BT_WDSC(fd,lcbp); int fd; struct lcb *lcbp;

公衆回線接続時に，相手局にDLE・EOTを送信し，回線を切断します。また，相手局からID・ENQまたはID・ACK0で受けたIDが不正のために拒否または切断する場合にも使用します。

fdには，ドライバをオープンしたときにリターン値として返される回線識別子を指定します。

lcbpには，LCBテーブルへのポインタを指定します。LCBの設定は，「3.26　LCB」および「3.27　ライブラリ関数とインタフェース構造体の関係」を参照してください。

(a)　リターン値

0：

要求を受け付けて，同期方式の場合，結果をLCBリターン情報に設定しました。非同期方式の場合，LCBリターン情報に結果は設定されていません。

-1：

要求を拒否しました。詳細エラー情報がerrnoに設定されています。

(b)　詳細エラー情報

名称	値	要因
ENXIO	6	通信管理が開始していません。
EBUSY	16	ほかのライブラリ関数が実行中です。
EINVAL	22	パラメタ不正，lcbpのアドレス不正，またはLCBテーブルの内容不正です。
上記以外		AIXマニュアルのloctlシステムコールを参照してください。

(c)　LCBリターン情報

LCBリターン情報については，「3.26　LCB」を参照してください。

BT_WDSC関数で回線を切断した直後にBT_WINI関数で再発信すると，網からビジー（切断後処理中）で拒否（LCBリターン情報の終了コード：CC_CALE）されることがあります。この場合，時間（時間間隔は使用する網によって異なります）をおいて発信する必要があります。