通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド HSC編
BT_OPEN( )
ドライバをオープンします。
#include <dlicom/bsc.h> int BT_OPEN(path); char *path; |
通信管理に対して最初に発行する関数であり,ドライバのオープンを行います。
ドライバのオープンとは,利用する回線を識別するUNIXファイルをオープンして,HSC-APと回線を管理している通信管理との間の通信路を確立することです。
pathには,利用する回線名称(basicline文のnameオペランドで指定した名称)を指定します。
回線を識別するための番号を回線識別子といい,ドライバをオープンしたときにリターン値として返されるファイル記述子がこれに当たります。HSC-APは,この回線識別子を指定してライブラリ関数を発行することで,回線を識別できます。
また,ドライバのオープンは回線単位に発行し,複数の回線を利用する場合,各回線に対応するpathで複数のドライバのオープンが必要です。
0または正の整数:正常終了(ファイル記述子(回線識別子)を返します)
-1:異常終了
名称 | 値 | 要因 |
---|---|---|
ENOENT | 2 | パス名(回線名)が存在しません。 |
ENXIO | 6 | 通信管理が開始していません。 |
EBUSY | 16 | 指定されたpathは,オープン済みです。 |
ENODEV | 19 | xnfdeleteコマンドで該当する回線を削除しています。 |
上記以外 | AIXマニュアルのopenシステムコールを参照してください。 |
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