通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド HSC編

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3.9 BT_MDFY( )

<この節の構成>
(1) 名称
(2) 形式
(3) 機能
(4) リターン情報
(5) 特記事項

(1) 名称

 
BT_MDFY( )
 

回線の属性を設定します。

(2) 形式

#include <dlicom/bsc.h>
int  BT_MDFY(fd,dctp);
int  fd;
struct  dct  *dctp;

(3) 機能

使用する回線の属性を設定します。BT_MDFY関数は,ドライバのオープン(BT_OPEN関数)直後に発行します。回線のオープン後に再度BT_MDFY関数を発行して,属性を変更することもできます。ただし属性の変更ができる内容には制限があります。

fdには,ドライバをオープンしたときにリターン値として返される回線識別子を指定します。

dctpには,DCTテーブルへのポインタを指定します。DCTの設定は,「3.24 DCT」を参照してください。

(4) リターン情報

(a) リターン値

0:正常終了

-1:異常終了

(b) 詳細エラー情報
名称 要因
ENXIO 6 通信管理が開始していません。
EBUSY 16 ほかのライブラリ関数が実行中です。
EINVAL 22 パラメタ不正,dctpのアドレス不正,またはDCTテーブルの内容不正です。
上記以外 AIXマニュアルのioctlシステムコールを参照してください。

(5) 特記事項

回線のオープン後に,BT_MDFY関数を発行して属性を変更する場合の注意事項を次に示します。