はじめに

XNF/AS/BASICを利用してアプリケーションプログラムを設計・作成する方を対象としています。また，マニュアル「通信管理　XNF/AS　解説・運用編」および「通信管理　XNF/AS　構成定義編」の内容を理解していること，HSC1手順およびHSC2手順を理解していることを前提とします。

このマニュアルは，次に示す編，章と付録から構成されています。

第1編　解説
第1章　通信管理の概要: XNF/ASおよびXNF/AS/BASICの特長について説明しています。また，XNF/AS/BASICでアプリケーションプログラム間の通信をするためのHSC-API機能について説明しています。
第2章　HSC-APIの概要: HSC-APIについて理解するために，アプリケーションプログラムの通信の流れと，同期方式と非同期方式の概念について説明しています。また，HSC-APIで使用するライブラリ関数およびインタフェース構造体について説明しています。
第2編　文法
第3章　ライブラリ関数の文法: アプリケーションプログラムの作成手順，ライブラリ関数，およびインタフェース構造体の記述方法について説明しています。
付録A　用語解説: このマニュアルで使用している用語の意味について説明しています。
付録B　データ形式: HSC-APIでHSC-APから通信管理にもらうデータの形式，逆に通信管理からHSC-APに通知するデータの形式について説明しています。
付録C　シーケンス例: HSC1手順またはHSC2手順でのシーケンスについて説明しています。
付録D　従来製品との差異: 従来製品（HI-UX/WE2上で動作するXNF/S-E2）との差異について説明しています。

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

このマニュアルは，利用目的に合わせて直接章を選択して読むことができます。利用目的別に，次の流れに従って，▼の部分をお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

このマニュアルでは，製品名称を次に示す略称で表記しています。

製品名称		略称
AIX 5L V5.1	AIX 5L	AIX
AIX 5L V5.2
AIX 5L V5.3
AIX V6.1
Extended HNA based Communication Networking Facility/for Advanced Server		XNF/AS
Extended HNA Based Communication Networking Facility/for Advanced Server/BASIC		XNF/AS/BASIC

このマニュアルの図中で使用する記号を，次のように定義します。

[図データ]

このマニュアルでは，常用漢字を使用することを基本としていますが，次に示す用語については，常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所（かしょ）

1KB（キロバイト），1MB（メガバイト），1GB（ギガバイト），1TB（テラバイト）はそれぞれ1,024バイト，1,024²バイト，1,024³バイト，1,024⁴バイトです。