uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
- 機能
- ユーザ情報の取得
- 形式
int dbrGetUserInformation( void *pvhLibrary, /* UOCライブラリハンドル */ void *pvhSession, /* UOCセッションハンドル */ const char *pszUserName, /* ログインユーザ名 */ char **ppszUserId, /* ユーザ識別子 */ char **ppszPriGrpId, /* プライマリグループ */ /* 識別子返却領域 */ char ***pppszGrpIds, /* グループ識別子返却領域 */ int *piGrpCount, /* 返却グループ識別子要素数 */ char *pszErrMessage /* エラーメッセージ */ )
- 機能説明
- 引数pszUserNameで指定されたログインユーザ名に対応するユーザの情報を返却します。
- 引数
- pvhLibrary(入力)
- ライブラリ固有のハンドルを指定します。このパラメタにはdbrinitLibrary()で返却された値を指定してください。
- pvhSession(入力)
- セッションハンドルを指定します。このパラメタには,dbrinitSession()で返却された値を指定してください。
- pszUserName(入力)
- CdbrSession::Connect()で指定されたユーザ名を指定します。NULLまたは""(空文字列)が指定された場合,エラーになります。
- ppszUserId(出力)
- 返却されるユーザ識別子を指すポインタのアドレスを指定します。返却された領域は,関数の使用者がfree()を使用して解放してください。
- ppszPriGrpId(出力)
- 返却されるプライマリグループ識別子を指すポインタのアドレスを指定します。返却された領域は,関数の使用者がfree()を使用して解放してください。プライマリグループ識別子を使用しない場合は,NULLを指定してください。なお,この領域に返却された識別子は,*pppszGrpIdsが指すグループ識別子返却領域に返却されることはありません。また,この引数にNULL以外を指定した場合,引数piGrpCountの値が0以下であっても,ログインユーザはこの引数に示されるプライマリグループに属しているとみなします。
- pppszGrpIds(出力)
- 返却されるグループ情報を指すポインタのアドレスを指定します。返却された領域は,関数の使用者がfree()を使用して解放してください。
- piGrpCount(出力)
- 実際に格納された要素数を格納するための領域を指定します。この引数には,引数ppszPriGrpIdで返却されたグループを含みません。
- pszErrMessage(出力)
- エラーが発生した場合,エラーの詳細を示すメッセージの格納領域を指定します。メッセージの格納領域は,1,024バイト以上を確保しておく必要があります。この引数にNULLを指定した場合,詳細を示すメッセージは返却されません。
- 戻り値
0 正常終了 -1 ライブラリハンドルが不正です -2 セッションハンドルが不正です -3 pszUserNameがNULLまたは""です -4 指定されたユーザは存在しません -5 引数が不正です- 上記以外の値は,UOCによって定義されます
- 注意事項
- この関数は,マルチスレッド環境で発行されます。そのため,スレッドセーフにしておく必要があります。
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