uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
この節では,メタ情報ファイルについて説明します。
DocumentBrokerで使用するクラス(DMAで規定されているクラス)や検索に使用するオペレータなどについての定義情報をメタ情報といいます。このメタ情報は,メタ情報ファイルという初期設定用のファイルに記述されています。メタ情報ファイルには,例えば,クラスの詳細情報を定義する「ClassDescription」やクラスのプロパティの詳細情報を定義する「PropertyDescription」などの情報が記述されています。DocumentBrokerサーバは,このメタ情報を基にデータベース定義文を出力します。
メタ情報ファイルは,DocumentBrokerの実行環境を作成したときに,実行環境ディレクトリ/etcに格納されます。データベースを初期設定する場合には,このメタ情報ファイルをデータベースに登録します。同時に,実行環境ディレクトリ/etc/meta_filesには,DocumentBrokerが起動するときに参照する「動作環境メタ情報ファイル」が出力されます。
メタ情報ファイルは,直接編集しないでください。メタ情報を追加する場合は,定義情報ファイルに必要なオブジェクトの定義を追加します。定義情報ファイルについては,「4.7 定義情報ファイル」を参照してください。
また,次のような場合には,メタ情報の記述内容の確認コマンド(EDMChkMeta)を実行して,メタ情報ファイルの内容が記述方法に一致しているか,記述に矛盾がないかを確認してください。
- メタ情報ファイルにクラス定義を追加する場合
メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)が定義する範囲外のクラスを定義するときに,このコマンドを実行します。例えば,DocumentBroker Development Kitで開発したクライアントアプリケーションで使用するクラスを追加して定義する場合に相当します。
- メタ情報ファイルのクラス定義を変更する場合
ユーザの環境からDocumentBrokerのメタ情報ファイルを編集したり,メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)が定義する範囲外のクラスの定義を変更したりするときに,このコマンドを実行します。
メタ情報の記述内容確認コマンド(EDMChkMeta)については,「7.3 コマンドの文法」の「EDMChkMeta(メタ情報の記述内容の確認)」を参照してください。
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