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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform プログラム作成の手引


7.4.4 データ連携支援が設定する項目

〈この項の構成〉

(1) 引数

表7‒24 引数情報

項番

項目

内容

参照可否

1

インタフェースエリアアドレス

(データ名A)

インタフェースエリアのアドレス

2

履歴情報レコードインデクスアドレス

(データ名B)

履歴情報レコードインデクスのアドレス

(凡例)

○:参照可

(2) インタフェースエリア

表7‒25 インタフェースエリア設定情報

項番

項目

内容

参照可否

1

開始モード

(データ名11)

データ連携支援の開始モード

'N':正常開始

'R':再開始

'F':強制開始

'S':再開始(読み出しUJ指定)

2

リターンコード

(データ名12)

ユーザが設定します。データ連携支援は設定しません。

×

3

ノード識別子

(データ名13)

ユーザデータ(UJ)を出力したTP1/EEのノード識別子

4

ランID

(データ名14)

ユーザデータ(UJ)を出力したTP1/EEのランID

5

中央処理通番

(データ名15)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションの中央処理通番

6

サービス名長

(データ名16)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションのサービス名の長さ

サービス名のないトランザクションのときは0が設定されます。

7

サービス名

(データ名17)

\0終端あり)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションのサービス名

サービス名長が0のときは参照しないでください。

8

UJ数

(データ名18)

UOCで渡すユーザデータ(UJ)数

UJ数の履歴情報レコードインデクスがあります。

9

先頭累積データ通番

(データ名19)

トランザクション内の先頭の累積データ通番

先頭のUAP履歴情報がUJ以外(IJ/OJ)の場合は,先頭のユーザデータ(UJ)の累積データ通番を設定します。

10

最終累積データ通番

(データ名1A)

トランザクション内の最終の累積データ通番

PJがある最終のUAP履歴情報の累積データ通番を設定します。

11

反映サービス名長

(データ名1H)

実行している反映サービス名の長さ

12

反映サービス名

(データ名1B)

実行している反映サービス名

反映先指定UOCでは参照しないでください。

13

ユーザIFAエリアサイズ

(データ名1C)

ユーザIFAエリアのサイズ

14

ユーザIFAエリアポインタ

(データ名1D)

ユーザIFAエリアのポインタ

ユーザIFAエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

15

ユーザSATエリアサイズ

(データ名1E)

ユーザSATエリアのサイズ

16

ユーザSATエリアポインタ

(データ名1F)

ユーザSATエリアのポインタ

ユーザSATエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

17

接続ハンドル

(データ名1G)

接続ハンドル

trnrks_service定義の-nオプションおよび-iオプションで指定したリソースマネジャに対応した接続ハンドルです。

(凡例)

○:参照可

×:参照不可

(3) 履歴情報レコードインデクス

6.4 反映UOCインタフェース(C言語)」を参照してください。

表7‒26 履歴情報レコードインデクス情報

項番

項目

内容

参照可否

1

履歴情報共通エリアアドレス

(データ名21)

履歴情報共通エリアのアドレス

2

履歴情報レコードエリアアドレス

(データ名22)

履歴情報レコードエリアの先頭アドレス

(履歴情報共通インデクスのアドレス)

3

反映サービス指定エリアアドレス

(データ名23)

反映サービス指定エリアの先頭アドレス

×

4

UOC間連携エリアアドレス

(データ名24)

UOC間連携エリアのアドレス

5

UOC間連携エリアサイズ

(データ名25)

UOC間連携エリアのサイズ

(凡例)

○:参照可

×:参照不可

(4) 履歴情報共通エリア

表7‒27 履歴情報共通エリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

累積データ通番

(データ名51)

ユーザデータ(UJ)の累積データ通番

(TMS-4V/SPのブロック番号相当)

2

取得年月日

(データ名52)

ユーザデータ(UJ)を出力した日時(YYYYMMDD形式)

3

取得時刻

(データ名53)

ユーザデータ(UJ)を出力した時刻(hhmmss形式)

4

ルート世代番号

(データ名54)

履歴情報表のルート世代番号

5

世代番号

(データ名55)

履歴情報表の世代番号

(TMS-4V/SPのJSQ相当)

6

順序番号

(データ名56)

1トランザクション中のユーザデータ(UJ)の順序番号(1〜32,767)

(凡例)

○:参照可

(5) 履歴情報レコードエリア

6.4 反映UOCインタフェース(C言語)」を参照してください。

表7‒28 履歴情報レコードエリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

履歴情報共通インデクス

TP1/EEが履歴情報レコードごとに付加する情報です。

詳細については,「1. トランザクションインタフェース」を参照してください。

2

履歴情報ヘッダ

UAP履歴情報取得要求(ee_trn_uap_put関数/CBLEETRN('UAPPUT'))時に指定した履歴情報ヘッダです。

詳細については,「1. トランザクションインタフェース」を参照してください。

3

履歴情報

UAP履歴情報取得要求(ee_trn_uap_put関数/CBLEETRN('UAPPUT'))時に指定した履歴情報です。

(凡例)

○:参照可

(6) UOC間連携エリア

反映先指定UOCで設定したUOC間連携エリアの情報が,本エリアに設定されています。エリアサイズは128バイトです。

同じUJでは,編集UOC・反映UOC共に同じメモリ領域のUOC間連携エリアを参照します。