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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform プログラム作成の手引


4.3.1 機能

eeobmskipコマンドにでノーマルトランザクションを実行しないで処理済みとするデータを受け取り,後処理を行うことができます。

eeobmskipコマンドを実行後にeeobmstartを実行するとノーマルトランザクションを呼び出す代わりにスキップデータUOCが呼び出されます。スキップしたバッチデータ1件につき1回呼び出されます。スキップしたバッチデータは,通番の順番に渡されます。スキップデータUOCは,ノーマルトランザクションと同様にロットのスケジュールを呼び出します。ロットの多重度,スケジュール方式に応じて,複数のスキップデータが同時に実行されることがあります。同一ロットに対するスキップデータUOCが複数同時に呼び出されることはありません。トレーラレコードをスキップした場合,トレーラレコードとして扱わないで通常のバッチデータとしてスキップデータUOCに渡します。

スキップデータUOCを呼び出したトランザクションが正常終了すると,バッチデータは処理済みとなります。