3.1.4 TP1/EEが値を設定する項目
- 〈この項の構成〉
(1) eescd_uoc_parm
-
usat
ユーザSATエリアのポインタが設定されます。ユーザSATエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。当該領域には排他を掛けていません。
-
usat_len
ユーザSATエリアのサイズが設定されます(単位:バイト)。
-
service_name
サービス名が設定されます(\0終端あり)。
-
msg
受信メッセージまたはバッチデータを管理するエリア(eescd_uoc_msg)のポインタが設定されます。受信メッセージまたはバッチデータがない場合はNULLが設定されます。
設定される値を次に示します。
項番
項目
トランザクションレベル名判定UOC
OBMのトランザクションレベル名判定UOC
イベント型OBM
データ型OBM
1
msg
メッセージデータ先頭アドレス
NULL
バッチデータ先頭アドレス
-
msglen
受信メッセージまたはバッチデータの全体サイズが設定されます。
受信メッセージまたはバッチデータがない場合は0が設定されます。
設定される値を次に示します。
項番
項目
トランザクションレベル名判定UOC
OBMのトランザクションレベル名判定UOC
イベント型OBM
データ型OBM
1
msg_len
メッセージデータ長
0
バッチデータ長
-
req1
トランザクション種別を示す次の情報が設定されます。
トランザクションレベル名判定UOCの場合はEESCD_REQ1_SERVICEが設定されます。
OBMのトランザクションレベル名判定UOCの場合はEESCD_REQ1_OBMSRVが設定されます。
設定値
意味
EESCD_REQ1_SERVICE
サービストランザクション
EESCD_REQ1_OBMSRV
OBMサービストランザクション
-
req2
req1がEESCD_REQ1_SERVICEの場合は,サービストランザクション種別を示す次の情報が設定されます。
設定値
意味
EESCD_REQ2_RPCRCV
ユーザトランザクション(TCP/IP)
EESCD_REQ2_RPCUDPRCV
ユーザトランザクション(UDP)
EESCD_REQ2_USERTM
ユーザタイマトランザクション
EESCD_REQ2_RAPRCV
RAPトランザクション
EESCD_REQ2_MCPTCPRCV
MCPトランザクション(TCP/IP)
EESCD_REQ2_MCPUDPRCV
MCPトランザクション(UDP)
EESCD_REQ2_MYUSERCMD
ユーザコマンドトランザクション(自ノード)
EESCD_REQ2_OTHERUSERCMD
ユーザコマンドトランザクション(他ノード)
req1がEESCD_REQ1_OBMSRVの場合は,OBMサービストランザクション種別を示す次の情報が設定されます。
設定値
意味
EESCD_REQ2_OBMOPN
OBMオープントランザクション
EESCD_REQ2_OBMNMLEVT
OBMノーマルトランザクション(イベント型)
EESCD_REQ2_OBMNMLDAT
OBMノーマルトランザクション(データ型)
EESCD_REQ2_OBMCLS
OBMクローズトランザクション
-
obm_name
req1がEESCD_REQ1_OBMSRVの場合は,OBM名が設定されます(\0終端あり)。
req1がEESCD_REQ1_OBMSRV以外の場合は,すべて\0が設定されます。
(2) eescd_uoc_msg
-
next
フラグメントメッセージの場合,次のメッセージを管理するエリアのポインタが設定されます。
単一メッセージまたはフラグメントメッセージの最終メッセージの場合,NULLが設定されます。
-
msg
メッセージエリアのポインタが格納されます。
-
msg_len
メッセージエリアのサイズが格納されます。