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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.9.13 eerkstrbtasked

機能

指定されたファイルのTASKTM情報を編集し,csv形式でファイルに出力します。

形式
eerkstrbtasked〔-e { f|r〔b〕
              〔-t 〔開始時刻〕〔,終了時刻〕〕
              〔-r ランID〕 〔-i IFA番号〕
              〔-x 下限値,上限値〕
              〔-p {コード1|コード2}〔,{コード1|コード2}…〕〕
              〔-v サービス名〔,サービス名…〕〕
                -c csv出力ファイル名〔-n ファイル出力行〕
              〔-s 〔-j 編集間隔〕〕〕
              TASKTMファイル名 〔TASKTMファイル名…〕

オプション

-e 編集種別 〜《f》

編集種別を指定します。

r

トランザクション単位で編集します。

rb

DBキューの情報も付加し,トランザクション単位で編集します。

f

ファイル情報一覧を出力します。

-t 〔開始時刻〕〔,終了時刻〕〕

編集する出力範囲をTASKTM情報出力時刻で指定します。

時刻とは,TASKTM情報の出力バッファを出力した時刻です。

開始時刻には,出力を開始する時刻を指定します。終了時刻には,出力を終了する時刻を指定します。開始時刻,および終了時刻は,1970年1月1日0時0分0秒から当年当月当日の現在時刻までの範囲で指定します。開始時刻の指定を省略すると,TASKTMファイルの先頭から指定した終了時刻までが出力範囲となります。終了時刻の指定を省略すると,指定した開始時刻からTASKTMファイルの最後までが,出力範囲となります。

開始時刻,および終了時刻は,hhmmss〔MMDD〔YYYY〕〕で表します。

hh:時(00≦hh≦23)

省略できない。

mm:分(00≦mm≦59)

省略できない。

ss:秒(00≦ss≦59)

省略できない。

MM:月(01≦MM≦12)

省略できる。

DD:日(01≦DD≦31)

省略できる。

YYYY:年(西暦)(1970≦YYYY≦9999)

省略できる。

開始時刻,または終了時刻のどちらか一方は必ず指定してください。

開始時刻,または終了時刻の「年」の指定を省略すると,当年の指定月日時刻とみなします。

「月」,または「日」の指定を省略した場合も,当月の指定年日時刻,または当日の指定年月時刻とみなします。このオプションの指定を省略すると,指定したファイル内のすべての情報を出力します。

-r ランID 〜〈8文字の16進数数字〉

指定されたランIDを持つ情報だけ編集します。

-i IFA番号 〜〈符号なし整数(1〜65,535)〉

指定されたIFA番号を持つ情報だけ編集します。

-x 中央処理通番の下限値,中央処理通番の上限値

カレントの中央処理通番の下限値 〜(0〜ffffffff)〈1〜8文字の16進数数字〉

カレントの中央処理通番の上限値 〜(0〜ffffffff)〈1〜8文字の16進数数字〉

指定されたカレント中央処理通番の範囲内の情報だけ編集します。-xオプションを指定した場合,上限値および下限値を必ず指定してください。上限値および下限値の範囲内の情報をすべて出力対象とします。

-p {コード1|コード2}〔,{コード1|コード2}…〕

コード1:pceリクエストコード1

コード2:“pceリクエストコード1“”pceリクエストコード2“

pceリクエストコード1 〜〈2文字の16進数数字〉

pceリクエストコード2 〜〈2文字の16進数数字〉

指定されたpceリクエストコードを持つ情報だけ編集します。pceリクエストコードは,最大10まで指定できます。

-v サービス名〔,サービス名…〕 〜〈1〜31文字の識別子〉

指定されたサービス名を持つ情報だけ編集します。サービス名は,最大10まで指定できます。

-c csv出力ファイル名 〜〈パス名〉

編集結果をcsv形式で指定されたファイルに出力します。

-nオプションを指定した場合は,パス名中のファイル名は,245文字以下としてください。

-nオプション指定時にファイル名が246文字以上の場合はオプションエラーで,このコマンドが異常終了します。

-n ファイル出力行 〜(10000〜100000)

-cオプションに指定したcsvファイルを分割して出力する場合に1ファイルに出力する行数を指定します。見出し行を含めて-nオプションに指定した行数を出力したときに,出力するファイルを切り替えます。切り替えた先のファイルには見出し行から出力します。

分割したファイルには,10進数の文字列をファイル名の末尾に付与します。付与する文字列は1から9999ファイルまでは「0001」からの連番で左に0を埋めた4桁の文字列とします。10000ファイルを超えた場合は左に0を埋めません。ファイル名に「.」を含む場合は,最後の「.」の前に付与します。

ファイル名に文字列を付与する例を示します。

例1)-cにxxxと指定した場合

xxx0001

xxx0002

 :

例2)-cにxxx.csvと指定した場合

xxx0001.csv

xxx0002.csv

 :

このオプションを省略した場合は,ファイルを分割しないで1ファイルに出力します。

-s

TASKTMを一定の間隔で平均,最大,最小を算出して編集出力します。

-j

編集間隔を,時間間隔,または分間隔で指定します。

h〔HH〕

時間間隔(01≦HH≦24)で出力します。

HHの指定を省略すると,1時間間隔で出力します。

m〔MM〕

分間隔(01≦MM≦30)で出力します。MMの指定を省略すると,10分間隔で出力されます。

時間間隔と分間隔の両方を指定すると,エラーとなります。

編集間隔指定を省略すると,1時間間隔で出力されます。

TASKTMファイル名 〔TASKTMファイル名…〕 〜〈パス名〉

編集するファイル名を指定します。-eオプションにfを指定した場合,最大1,024個のTASKTMファイル名を指定できます。

指定できるオプションの組み合わせを次の表に示します。

表30‒41 オプションの組み合わせ

オプション

-e

-t

-r

-i

-x

-p

-v

-c

-s

-j

-n

ファイル指定

r

rb

f

単一

複数

-e

r

rb

×

×

f

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

-t

×

×

-r

×

×

-i

×

×

-x

×

×

-p

×

×

-v

×

×

-c

×

×

-s

×

×

×

-j

×

×

×

-n

×

×

×

×

ファイル指定

単一

複数

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

(凡例)

○:指定できる

×:指定できない

−:該当しない

出力形式

TP1/EEのeetrbtaskedコマンドを参照してください。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95400-E

領域不足

標準エラー出力

KFSB95401-E

コマンド形式不正

標準エラー出力

KFSB95402-E

オプション不正

標準エラー出力

KFSB95403-E

オプションの組み合わせ不正

標準エラー出力

KFSB95405-E

ヘッダ情報不正

標準エラー出力

KFSB95406-E

ブロック不正

標準エラー出力

KFSB95409-E

バージョン不正

標準エラー出力

KFSB95410-E

OPENエラー

標準エラー出力

KFSB95411-E

READエラー

標準エラー出力

KFSB95412-E

WRITEエラー

標準エラー出力

KFSB95413-E

CLOSEエラー

標準エラー出力

KFSB95415-Q

上書き確認

標準出力

KFSB95461-I

ヘルプ表示

標準出力

KFSB95457-Q

上書き確認(-nオプション指定時)

標準出力

注意事項

TP1/EEのeetrbtaskedコマンドを参照してください。