30.6.8 eeobmchgtrn
- 機能
-
ノーマルトランザクションを実行するトランザクションの属性を変更します。
変更できるのは次の項目です。本コマンドで変更した内容は,BCMのTP1/EEを再開始したときに引き継がれます。
-
ロットの同時実行数(-p)
同時実行が自動増加しているロットの同時実行数を変更した場合は,自動増加した同時実行数はいったん0クリアされ,再度自動増加処理が行われます。
-
OBMのトランザクションを実行するトランザクションレベル(-t)
-
OBMのトランザクションを実行するBCS(定義でくくり付けた場合だけ)(-n)
オンライン中のOBM構成定義を変更する運用のために複数BCMと接続する場合は,OPENしているOBMに対して実行できます。本コマンドで変更した属性は,OPEN状態の変更時に,変更先のBCMに引き継がれます。
表30‒21 コマンド実行可否 項番
OBMの状態
-p
-t
-n
データ型
イベント型
データ型
イベント型
データ型
イベント型
1
未実行
×
×
○
○
×
×
2
初期化中
×
×
×
×
×
×
3
実行中
○
○
×
×
×
×
4
クローズ中
○
○
×
×
×
×
5
終了中
×
×
×
×
×
×
6
停止処理中
○
○
×
×
×
×
7
計画停止
−
○
−
○
−
○
8
強制停止
○
○
○
○
○
○
9
再開始処理中
×
×
×
×
×
×
10
一時休止
○
○
×
×
○※
○※
-
- 形式
eeobmchgtrn -g サービスグループ名 -o OBM名 {-p 同時実行数[-l ロット名[,ロット名]]| -t {1|2}| -n ノード識別子[,{ノード識別子|anywhere}][-l ロット名[,ロット名]]}
オプション
- -g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
BCMのTP1/EEのサービスグループ名を指定します。
- -o OBM名 〜〈1〜8文字の識別子〉
-
属性を変更するOBM名を指定します。
- -l ロット名[,ロット名] 〜〈1〜8文字の英数字〉
-
属性を変更するロット名を指定します。2階層目のロット順に「,」で区切って指定します。-pまたは-nを指定した場合に指定できます。
- -p 同時実行数 〜〈符号なし整数〉(1〜255)
-
ロットの同時実行数を変更します。
ロット構成定義lotdef -s fixedを設定したロットに対しては実行できません。
-lオプションには,同時実行数を変更したいロットとその上位ロットを,上位ロットから順に指定してください。
- -t {1|2}
-
OBMのトランザクションレベル(OBM構成定義obmdef -k queオペランド値)を切り替えます。
処理キュー引き出し方法をトランザクションレベルとした場合に切り替えることができます。
OBMのトランザクションレベルをOBMのトランザクションレベル名判定UOCで決定する(OBM構成定義obmdef -k trnlevel_uoc_useオペランドを定義する)場合は,OBMのバッチデータを入力するトランザクションレベルだけ切り替えることができます。オープントランザクション,ノーマルトランザクション,クローズトランザクションのトランザクションレベルは,切り替わりません。
- -n ノード識別子[,{ノード識別子|anywhere}] 〜〈4文字の識別子〉
-
OBMのトランザクションを実行するBCSのTP1/EEが動作するTP1/SBのノード識別子を指定します。
OBMのトランザクションを実行するBCSを定義(OBM構成定義lotdef -r node_idを設定)している場合に,OBMのトランザクションを実行するBCSを変更できます。設定値の意味は,lotdef -r node_idオペランドを参照してください。
-lオプションには,OBM構成定義lotdef -r node_idを設定した最下位ロットとその上位ロットを,上位ロットから順に指定してください。
- 出力メッセージ
-
メッセージID
内容
出力先
KFSB95706-E
領域不足
標準エラー出力
KFSB95701-E
コマンド形式不正
標準エラー出力
KFSB95702-E
オプション不正
標準エラー出力
KFSB95704-E
オプション組み合わせ不正
標準エラー出力
KFSB95707-E
内部矛盾
標準エラー出力
KFSB95724-I
ヘルプメッセージ
標準出力
KFSB95705-E
コマンドエラー(コマンドプロセスで障害)
標準エラー出力
KFSB95710-I
要求受け付け
標準出力
KFSB95711-E
コマンドエラー(TP1/EEプロセスで障害)
標準エラー出力