30.6.3 eeobminith
- 機能
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OBM管理表をOBM構成定義オブジェクトの設定値に合わせて初期化します。オンライン中のOBM構成定義を変更する運用のために複数BCMと接続する場合は,OBM管理表の初期化と同時にOPEN状態管理表の更新(OBMごとのOBM構成定義の変更有無の記録など)を行います。
- 形式
eeobminith -t OBM管理表名 -o OBM構成定義オブジェクト名 [-C OBM状態管理表インデクス格納用RDエリア名] [-D ロット情報管理表インデクス格納用RDエリア名] [-s {normal|switch} -S OPEN状態管理表名 [-O OBM構成定義オブジェクト名] ]
オプション
- -t OBM管理表名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉
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初期化するOBM管理表名を設定します。
eeobmtblhコマンドの-tオプションに設定した表名と同じ表名を設定してください。
なお,次のインデクスが作成されます。
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”OBM管理表名”+”ST_I”(OBM状態管理表インデクス)
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”OBM管理表名”+”LO_I”(ロット情報管理表インデクス)
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- -o OBM構成定義オブジェクト名 〜〈1,024バイト以内のパス名〉
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eeobmgenコマンドで生成したOBM構成定義オブジェクト名を指定します。
- -C OBM状態管理表インデクス格納用RDエリア名 〜〈1〜30文字の文字列〉
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OBM状態管理表インデクス格納用のRDエリア名を指定します。
HiRDBのデータベース初期化ユティリティ(pdinit)で作成,またはデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)で追加したRDエリアのRDエリア名を指定します。
RDエリア名に空白を含む場合は引用符「"」で囲んでください。指定したRDエリア名は引用符の有無に関係なく大文字と小文字が区別されます。
本オプションを省略すると,格納するRDエリアをHiRDBが自動決定します。HiRDBが決定するRDエリアについては,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。
- -D ロット情報管理表インデクス格納用RDエリア名 〜〈1〜30文字の文字列〉
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ロット情報管理表インデクス格納用のRDエリア名を指定します。
その他の規則は,「-C OBM状態管理表インデクス格納用RDエリア名」と同じです。
- -s {normal|switch}
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オンライン中のOBM構成定義を変更する運用のために複数BCMと接続する場合に,初期化するOBM管理表が通常使用か切替用かを指定します。
- normal
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通常使用
- switch
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切替用
- -S OPEN状態管理表名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉
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オンライン中のOBM構成定義を変更する運用のために複数BCMと接続する場合に,OPEN状態管理表名を指定します。eebcmtblhの-Sに設定した表名と同じ表名を指定してください。
- -O OBM構成定義オブジェクト名 〜〈1,024バイト以内のパス名〉
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オンライン中のOBM構成定義を変更する運用のために複数BCMと接続する場合で,次のどちらかに該当する場合は,OBM構成定義オブジェクト名を2つ指定します。
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切替用BCMのOBM構成定義オブジェクトを変更する場合
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切替用BCMのOBM構成オブジェクトを変更後に,通常使用BCMのOBM構成オブジェクトを変更する場合
-Oオプションを指定する場合は,-oオプションに,通常使用のOBMの構成定義オブジェクト,-Oオプションに切替用BCMの構成定義オブジェクトを指定します。
条件に当てはまらない場合は,-Oオプションは指定しないでください。
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- 出力メッセージ
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メッセージID
内容
出力先
KFSB95706-E
領域不足
標準エラー出力
KFSB95701-E
コマンド形式不正
標準エラー出力
KFSB95702-E
オプション不正
標準エラー出力
KFSB95704-E
オプション組み合わせ不正
標準エラー出力
KFSB95707-E
内部矛盾
標準エラー出力
KFSB95730-I
ヘルプメッセージ
標準出力
KFSB95743-E
ファイル読み込みに失敗
標準エラー出力
KFSB95740-I
表初期化成功
標準出力
KFSB95741-E
表初期化失敗
標準エラー出力
KFSB95745-E
表初期化失敗
標準エラー出力
KFSB95712-E
SQLエラー
標準エラー出力
- 注意事項
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本コマンドは,HiRDBのクライアント環境定義の指定値によってHiRDBに接続します。本コマンドの実行環境には次のHiRDBのクライアント環境定義を必ず設定してください。
・PDHOST
・PDNAMEPORT
・PDUSER
HiRDBのクライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
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本コマンドは,HiRDBのクライアント環境定義のPDCLTAPNAMEに実行するコマンド名を設定してからHiRDBに接続します。
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HiRDBのエラーログファイルを取得してください。HiRDBのエラーログファイルについては,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
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HiRDBのジャーナルログが満杯となる場合は,HiRDBのジャーナルログのサイズなどを見直してください。ジャーナルログについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)」を参照してください。
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切替用BCMのOBM構成定義オブジェクトの変更は,すべてのOBMが通常使用BCMでOPENされている状態で実行できます。
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切替用BCMのOBM構成オブジェクトを変更したあとの,通常使用BCMのOBM構成オブジェクトの変更は,すべてのOBMが切替用BCMでOPENされている状態で実行できます。
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