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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.3.2 eeucmd

機能

指定された入力パラメタでユーザサービスを起動します。ユーザサービスはユーザコマンドトランザクション(CU)として起動します。

ユーザサービスで設定されたサービス関数の応答メッセージは標準エラー出力に出力します。

当該コマンドはほかの運用コマンドと異なり,並列実行を可能とします。当該コマンドの実行完了前に,当該コマンドを含む別の運用コマンドを実行できます。

形式
eeucmd -g サービスグループ名
       -v サービス名
      [-o サービスグループ名]
       -m 入力文字列
      [-t 応答監視時間]

オプション

-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

自ノードの対象のサービスグループ名を指定します。

-v サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

対象のサービス名を指定します。

-o サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

他ノードのTP1/EE上のユーザサービスを実行する場合,サービスグループ名を指定します。

本オプションを省略した場合,または-gで指定したサービスグループ名と同一の場合,自ノードのユーザサービスを実行します。

-m 入力文字列 〜〈1〜900文字の文字列〉

サービスの入力パラメタを文字列形式で指定します。入力文字列にスペースを含む場合,「"」で囲んでください。

-t 応答監視時間 〈符号なし整数〉((10〜3,600))《60》

ユーザサービスの応答が返るまでの監視時間を秒単位で指定します。監視時間内にユーザサービスの応答が返らない場合,コマンドはexitコード1で終了します。

exitコード

exitコード

内容

0

正常に終了しました。

1

コマンドでエラーが発生しました。

0〜127

ユーザサービスで設定したexitコードです。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95002-E

メモリの確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95004-E

コマンド処理でエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB95005-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95006-E

コマンド引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB95020-I

ヘルプメッセージです。

標準出力

KFSB95021-E

ユーザサービスの実行処理でエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB95022-E

ユーザコマンドトランザクションでexitコードを設定しました。

標準エラー出力