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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.3.3 eelstrnlevel

機能

トランザクションレベルごとのPCEの滞留状態,処理状態を表示します。

またはトランザクションレベルの最大同時処理限界数を変更します。

形式
eelstrnlevel -g サービスグループ名 
            [-tトランザクションレベル名
             -n最大同時処理限界理数]

オプション

-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

対象のサービスグループ名を指定します。

-tトランザクションレベル名 〜〈1〜31文字の識別子〉

最大同時処理数を変更したいトランザクションレベル名称を指定します。

-n最大同時処理限界数 〜〈符号なし整数(1〜255)〉

トランザクションレベルの最大同時処理数を指定します。

出力形式

-tオプション省略時の出力形式を次に示します。トランザクションレベル名の定義順に出力します。

滞留数  最大数  処理数1     状態  トランザクションレベル名
nn………nn     mmm      ppp  xxxxxxxx  ss…ss
nn………nn     mmm      ppp  xxxxxxxx  ss…ss
nn………nn     mmm      ppp  xxxxxxxx  ss…ss
    :         :       :      :       :  
    :         :       :      :       :  

nn…nn:滞留中PCE数

mmm:最大同時処理限界PCE数

ppp:処理中PCE数

xxxxxxxx:状態

00000000

引き出し禁止ではありません。

00000000以外

引き出し禁止です。

00000001

コマンド(eesvctl)による引き出し禁止です。

00000002

UAP共用ライブラリ同時入れ替え機能(eechglib)による引き出し禁止です。

なお,引き出し禁止状態は論理和で表示されます。

ss…ss:トランザクションレベル名

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95301-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95302-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB95304-E

オプションの組み合わせが不正です。

標準エラー出力

KFSB95305-E

コマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95306-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95307-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95385-I

ヘルプメッセージです。

標準出力

KFSB95387-I

トランザクションレベル名の最大同時処理限界数を変更しました。

標準出力

注意事項

本コマンドで変更した最大同時処理限界数はプロセスの再開始時に引き継がれます。