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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


26.2 OBM実行環境の変更

OBM構成定義ファイルを変更してOBM構成オブジェクトを再生成することでロット構成を変更できます。OBM構成オブジェクトの再生成は,OBMのTP1/EEが正常終了している場合に変更できます。OBSのTP1/EEは実行中でもかまいません。OBM構成オブジェクトを再生成した場合は,OBM管理表を再度初期化してください。なお,OBM管理表の再作成は不要です。

OBMのTP1/EEがオンライン中,計画停止中,または強制停止中の場合は,OBM構成定義オブジェクトの再作成をしてはいけません。OBM管理表の初期化はできません(OBM管理表初期化コマンドが状態不正で失敗します)。

なお,再作成する前にOBM構成オブジェクトのバックアップを取得しておくことを推奨します。バックアップの取得は,cp,mv,gzipなどの任意のコマンドを用いて行います。誤ってOBM構成オブジェクトを再作成してしまった場合は,バックアップから元に戻してください。OBM構成オブジェクトには,生成時のタイムスタンプを記録します。OBM管理表の初期化時にこのタイムスタンプをOBM管理表に書き込んで,オンライン開始時に正しく初期化がされているかどうかをチェックしています。タイムスタンプが一致していなければOBM構成オブジェクトが変更されたと見なしTP1/EEの起動に失敗します。誤って再作成した場合に,OBM構成定義ファイルを元に戻してOBM構成オブジェクトを再々作成してもタイムスタンプが一致しないためOBM管理表の再初期化が必要となります。