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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


26.1.6 BCSの設定

BCSとして使用するTP1/EEのユーザサービス定義に次のオペランドを設定します。

形式

オペランド

定義内容

指定値

備考

set

obm_server_type

OBMのサーバタイプ

S

必ず設定します

set

obm_trnlevel

OBMトランザクションを実行するトランザクションレベル名

queue_trnlevelに設定したトランザクションレベル名

※1

set

obm_service

OBMのサービス名,エントリポインタ名および同時処理限界数

〈1〜31文字の識別子〉

〈符号なし整数〉

((1〜255))

必ず設定します

set

name_use

ネームサービスを使用する

Yまたは省略

set

pce_no

処理キュー数

pce_noの計算式で求めた数に次を加算する。

pce_noの計算式については,マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。

(同時に実行するOBMの最上位ロットの同時実行数の和)×2

〈符号なし整数〉

((100〜500,000))

任意

set

icb_no

同時に登録するタイマの最大数

ユーザがタイマ登録する数に1を加算した値

〈符号なし整数〉

((1〜65,535))

任意

set

fsp_use

TP1/FSP機能を使用する

Y

必ず設定します

set

max_message_size

メッセージ引き渡しエリアの最大サイズ

バッチデータのデータ列長以上

任意

set

ipc_recvbuf_size

TCP/IPの受信バッファサイズ

〈符号なし整数〉

((8,192〜1,048,576))

任意※2

set

rpc_nowait_cnt

非同期応答型RPCの同時要求最大数

〈符号なし整数〉

((1〜65,535))

必ず設定します※3

set

memory_obm_area_size

OBM機能で使用するメモリプールの初期確保サイズと追加確保サイズ

〈符号なし整数〉

((1〜1,048,576))

必ず設定します

コマンド

bcssvgdef

BCSのサーバ間連携に関する定義

-n,-gに接続先のBCMを1つ設定します

必ず1つ設定します

コマンド

obmstsdef

OBM管理表定義

必ず1つ設定します

コマンド

bcsuocfunc

OBMのUOCを組み込む

任意

コマンド

trnstring

リソースマネジャアクセス定義

1つ以上設定します

(凡例)

−:該当しません

注※1

queue_draw_methodコマンドの-pオプションにtrnlevelが設定されている場合は,必ず設定します。

注※2

OBM構成定義のmax_block_lenに大きな値を設定する場合は,これらの定義をチューニングしてください。

注※3

UAPが非同期応答型のRPCを使用しない場合は,1を指定してください。

UAPが非同期応答型のRPCを使用する場合は,UAPが同一スレッドで非同期応答型のRPCを同時に送信する数を指定してください。