24.11 スワップ先の履歴情報表がないとき
履歴情報表の満杯やUAP履歴情報出力時の障害によるスワップは,いつ発生するかわかりません。ユーザは,必ずスワップできるように,スワップ先にできる未使用の履歴情報表を用意しておく必要があります。なお,テストモード(環境変数EEPARM1で00000002指定)の場合,使用済みでもスワップ先として使用できます。
履歴情報表の満杯や障害によってスワップが発生したときに,スワップ先にできる履歴情報表がないと,トランザクション関連定義のtrn_aph_swap_err_down指定によって,プロセスダウンまたはロールバックします。プロセスダウンした場合,「24.8 履歴情報表のステータス変更」を参照して履歴情報表を未使用にしたり,障害となった履歴情報表があれば障害を取り除いたりして,使用できる履歴情報表を用意して再開始してください。
履歴情報表のスワップコマンド(eeaphswap)によるスワップ時にスワップ先にできる履歴情報表がないときは,コマンドエラーになって,スワップできません。
計画停止Aによる終了時にスワップできなかったときは,スワップしないでそのまま終了します。