23.13.4　論理端末障害

UOC障害（電文フォーマット不正，定義誤り，ユーザUOC処理不良など）が発生すると，論理端末障害となり，MCPより端末閉塞通知トランザクションが起動されます。TP1/FSP（全銀RC）は次の表のとおりの制御を行います。

表23‒10　論理端末障害時のMCPおよびTP1/FSP（全銀RC）処理とユーザの処理
項番	MCPおよびTP1/FSP（全銀RC）処理			ユーザの処理
項番	制御	メッセージ出力	制御ミドル通知	ユーザの処理
1	論理端末が閉塞解除されるまで，電文送信要求を行わないように制御します。	論理端末名称と理由コード付きのメッセージを出力します。	MCPより渡された端末閉塞通知を，制御ミドル通知します。詳細は「23.10　業務UAPインタフェース」を参照してください。	定義誤り，ユーザUOC処理不良 eesvstop[-f]コマンド入力によってTP1/EEを停止してください。また，MCPトレースファイル・メッセージログを取得し，保守員に連絡してください。 TP1/FSP（全銀RC）内部エラー（TP1/EE関数エラーなど）障害の度合いおよび発生個所によって論理端末を閉塞します。 MCPトレースファイル・メッセージログを取得し，保守員に連絡してください。障害要因を取り除いたあと，運用コマンド（eemcpactle）入力によって論理端末を閉塞解除してください。