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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


23.13.3 コネクション障害

MCPが受信バッファ不足などの障害を検知した場合,または,TP1/FSP(全銀RC)が全銀RC接続プロトコルの規定に従い切断する場合,コネクションを解放します。

MCP障害については,マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引」を参照してください。

TP1/FSP(全銀RC)は次の表のとおりの制御を行います。

表23‒9 コネクション障害時のMCPおよびTP1/FSP(全銀RC)処理とユーザの処理

項番

MCPおよびTP1/FSP(全銀RC)処理

ユーザの処理

制御

メッセージ出力

制御ミドル通知

1

  • コネクション状態を初期状態に戻し再確立を実施します(定義)。

  • コネクション定期監視を停止します。

コネクションIDと理由コード付きのメッセージを出力します。

MCPから渡されたコネクション解放通知を,制御ミドル通知します。

詳細は「23.10 業務UAPインタフェース」を参照してください(論理端末はMCPが閉塞しますが論理端末閉塞通知はありません)。

全銀RC接続プロトコル規定

RST送信または受信によるコネクション解放です。

MCPトレースファイル・メッセージログを取得し,保守員に連絡してください。

TP1/FSP(全銀RC)内部エラー(TP1/EE関数エラーなど)

障害の度合いおよび発生個所によってコネクション解放します。

MCPトレースファイル・メッセージログを取得し,保守員に連絡してください。