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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


7.5.3 ユーザデータ反映機能の構成

データ反映機能の構成を次の図に示します。

図7‒28 反映機能の構成と定義との関連

[図データ]

  1. データ連携スレッド

    ユーザデータ(UJ)の抽出,反映先指定UOCの呼び出し,およびUJの処理キュー登録を行います。反映先指定UOCではUJを反映処理するサービスを指定します。反映先指定UOCリターン後,UJを指定した反映サービスへ処理キュー登録します。また,処理キュー登録後は反映処理スレッドの反映処理結果を確認し,1トランザクション分UJの同期を取ります。そのあと,引き続きUJを抽出します。

  2. 処理キュー

    データ連携スレッドと反映処理スレッド間のUJの引き渡しに処理キューを利用します。データ連携スレッドはユーザデータ抽出機能で抽出したUJを処理キューに登録し,反映処理スレッドはUJを処理キューから引き出します。また反映処理するサービス数分,処理キューを用意します。

  3. 反映処理スレッド

    処理キューからユーザデータ(UJ)の取り出しおよび反映処理の呼び出しを行います。反映処理スレッドは反映サービス名で関連づけられた処理キューからだけ,UJを取り出します。反映処理結果設定後,対象の処理キューにUJがある場合,引き続きUJの取り出しを行います。