3.22.5 履歴情報表の横分割機能のメリットとデメリット
履歴情報表の横分割機能の使用有無によるメリットとデメリットを次に示します。
- メリット
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UAP履歴情報書き込みの同時実行数を増やすことでスループットの向上が見込めます。
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バックエンドサーバの負荷を分散できます。
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- デメリット
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UAP履歴情報の書き込みが複数のRDエリアに分割した場合,レスポンスが低下します。
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UAP履歴情報の書き込みが複数のRDエリアに分割した場合,複数のバックエンドサーバで処理を行うため,トランザクション量が増えます。
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データ連携支援,データ抽出ユティリティ,UAP履歴情報の編集出力コマンドにおけるUAP履歴情報の抽出(検索)性能が低下します。特にeeaphgrphコマンドの-mオプションに2を指定し,空白行が発生した場合,データ連携支援やデータ抽出ユティリティでは,更新抑止情報の設定とコミット処理が動作するため,抽出(検索)性能がさらに低下します。
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RDエリアに必要なディスク使用量が増えます。
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