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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.16.3 履歴情報表の使用済み監視

オンラインを開始するとき,UAP履歴情報グループ内に以前のルート世代のオンラインでUAP履歴情報を取得した履歴情報表が,使用済みのまま残っている場合があります。

そこで,トランザクション関連定義のtrn_aph_used_table_msg_intervalオペランドに履歴情報表の使用済み監視メッセージ出力間隔を指定することで,オンラインの開始(再開始含む)時,UAP履歴情報グループ内に以前のルート世代のオンラインで使用した履歴情報表が使用済みのまま残っている場合は,一定間隔で監視メッセージ(KFSB40955-W)を出力しユーザに通知します。

トランザクション関連定義のtrn_aph_used_table_msg_intervalオペランドでは,10秒間隔で動作する監視処理の何回に1回,KFSB40955-Wメッセージを出力するかを指定します。

KFSB40955-Wメッセージは,オンライン起動後,トランザクション関連定義のtrn_aph_used_table_msg_intervalオペランドに指定したメッセージ出力間隔が経過した地点で初回出力し,その後,起動時に検知した使用済みの履歴情報表の表状態が変更されるまで出力し続けます。なお,オンライン起動後にスワップ運用などで使用済みとした履歴情報表は監視対象外とします。また,複数のオンラインでUAP履歴情報グループを共用している場合は,すべてのオンラインでKFSB40955-Wメッセージを出力します。

トランザクション関連定義のtrn_aph_used_table_msg_intervalオペランドを省略した場合,および,テストモード使用時はKFSB40955-Wメッセージを出力しません。