Dynamic Link Manager EX Software ユーザーズガイド(AIX®用)

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8.6 KAPL06001~KAPL07000

この節で説明するメッセージの言語種別には,英語,または日本語が選択できます。デフォルトでは,英語のメッセージが出力されます。メッセージの言語種別は,LANG環境変数の値に従います。LANG環境変数の値と,出力メッセージの言語種別の対応を次の表に示します。

表8-7 LANG環境変数の値と出力メッセージの言語種別

LANG環境変数の値 出力メッセージの言語種別
Ja_JP 日本語(シフトJISコード)
ja_JP 日本語(EUCコード)
Ja_JP,ja_JP以外 英語(ASCIIコード)

NLSPATHの設定が誤っている場合,LANGの設定内容に関係なく,メッセージは英語で表示されます。
メッセージID メッセージテキスト 説明
KAPL06003-I HDLMアラートドライバ(aa...aa)の初期化に成功しました。
Initialization of the HDLM alert driver (aa...aa) was successful.

説明
aa...aa:アラートドライバ管理テーブルアドレス(16進数)

対処
特にありません。
KAPL06004-E メモリ確保に失敗しました。(aa...aa:bb...bb)
Could not allocate memory. (aa...aa:bb...bb)

説明
アラート情報を保存するメモリの確保に失敗しました。(aa...aa:プログラムライン(16進数),bb...bb:メモリ確保サイズ(16進数))

対処
HDLMドライバが正常に開始しているか確認してください。開始していないか,エラー状態の場合,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。
KAPL06009-I 不正なIOCTL(aa...aa)を受け取りました。処理はキャンセルされます。
Invalid IOCTL (aa...aa) was received. The processing is canceled.

説明
不正なIOCTLコード(aa...aa:IOCTLコード(16進数))でアラートドライバへ要求されました。

対処
特にありません。
KAPL06010-E IOCTL(aa...aa)の処理に失敗しました。(bb...bb:cc...cc)
Could not process the IOCTL(aa...aa). (bb...bb:cc...cc)

説明
HDLMマネージャまたはAPIからIOCTL要求(aa...aa:コード(16進数))を受け付けましたがアラートドライバ側で想定していない要求内容でした。(bb...bb:エラーコード(16進数),cc...cc:0固定)

対処
HDLMコマンドやHDLMマネージャのメッセージを確認して,対処してください。適切な対処方法が不明な場合は,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。
KAPL06013-E ログ情報をログバッファに書き込めませんでした。(aa...aa:bb...bb)
Could not write log information into the log buffer. (aa...aa:bb...bb)

説明
次のどちらかの現象が発生しました。
  • フィルタドライバからのログ出力要求時にメモリ確保に失敗したため,ログ情報が破棄されました。
  • HDLMドライバまたはHDLMアラートドライバのメッセージ,およびコアロジックからの緊急性の低いメッセージ(C/I)が発生しましたが,そのログ情報をHDLMアラートドライバによって破棄しました。
aa...aa:ログメッセージコード(16進数), bb...bb:ログエリアサイズ(16進数))

対処
ほかにエラーが発生していないか確認してください。書き込みに失敗したログ情報は破棄されます。ほかにエラーが発生していない場合,実メモリサイズを見直してください。
実メモリが不足している場合は,実メモリを増設してください。
実メモリが不足していない場合は,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。
KAPL06014-E 緊急情報を緊急情報バッファに書き込めませんでした。(aa...aa:bb...bb)
Could not write emergency information into the emergency information buffer. (aa...aa:bb...bb)

説明
次のどちらかの現象が発生しました。
  • フィルタドライバからのログ出力要求時にメモリ確保失敗によって,ログ情報が破棄されました。
  • 出力されるメッセージとして,コアロジックによって検出した緊急性の高いメッセージ(パス障害など)が発生しましたが,そのログをHDLMアラートドライバによって破棄しました。
aa...aa:ログメッセージコード(16進数), bb...bb:ログエリアサイズ(16進数))

対処
ほかにエラーが発生していないか確認してください。書き込みに失敗した情報は破棄されます。ほかにエラーが発生していない場合,実メモリサイズを見直してください。
実メモリが不足している場合は,実メモリを増設してください。
実メモリが不足していない場合は,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。

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