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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


付録D.3 変更内容(3000-3-F57-20)

uCosminexus TP1/EE/Message Control Extension 01-04の製品の変更内容(3000-3-F57-20)を表に示します。

追加・変更内容

送受信するメッセージのデータ形式の変化,およびメッセージ送信先の指定について,説明を追加した。

UDPプロトコルで,メッセージ送信先をMCP構成定義で指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

eemcple(論理端末定義(UDP))

oipaddr

ohostname

oportno

また,次の関数の引数opcd,またはデータ名Gの指定値を変更した。

  • ee_mcp_send

  • ee_mcp_sendsync

  • CBLEEMCP('SEND ')

  • CBLEEMCP('SENDSYNC')

TP1/EE終了時のコネクションの解放形態を指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

eemcpcn(コネクション定義(TCP/IP))

endrelease

また,次のオペランドの説明を変更した。

eemcpcn(コネクション定義(TCP/IP))

cnrelease

MCP後処理トランザクションを起動する場合の設定について,説明を変更した。

論理端末ごとにアプリケーションを定義できるようにした。

これに伴い,次の定義を追加した。

  • eemcplefunc(論理端末アプリケーション定義)

TP1/EEのオプション製品として,TP1/FSPをサポートした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

eemcplefunc(論理端末アプリケーション定義)

rltrnlevel

eemcpfunc(アプリケーション定義)

rltrnlevel

outputmessage

outputfunction

次のトランザクションインタフェース情報を追加した。

  • トランザクション起動要因

  • サーバ再起動回数

  • トランザクション起動時刻

  • 送信元のノード識別子

  • トランザクションレベル名長

  • トランザクションレベル名

次の関数の説明を変更し,注意事項を追加した。

  • ee_mcp_send

  • ee_mcp_sendsync

  • CBLEEMCP('SEND ')

  • CBLEEMCP('SENDSYNC')

次のコマンドの出力形式を変更した。

  • eemcpdump(MCPトレースの出力)

  • eemcped(MCPトレースの編集)

また,次のトランザクション種別を追加した。

UT,CU,JI

オンライン開始時の自動起動によるMCP後処理トランザクションが起動しない場合の条件を追加した。

エラートランザクションの起動について,説明を追加した。

メッセージ受信時のコネクション以外の場合(送信元でコネクションが再確立された場合)でも,応答メッセージを送信するかどうかを指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

eemcpfunc(アプリケーション定義)

reconnectsend

MCP定義オブジェクト生成ユティリティの出力メッセージを追加した。

また,定義オブジェクトファイルの互換性について,説明を追加した。

定義とオペランドの追加に伴い,システム構成例,および定義のコーディング例を変更した。

TP1/EEの各製品のトランザクションで使用できるMCPのライブラリ関数について,説明を追加した。

UOCの組み込みについて,説明を追加した。

UOCで使用できる関数に,TP1/EEの現在時刻取得関数(ee_thd_gettime)を追加した。

別プロセスによるトランザクション回復機能を削除した。これに伴い,関連するコマンドを削除した。

各バージョンの変更内容を追加した。