eemcpactcnto（相手システムを指定したコネクションの確立）
機能
コネクションを確立する相手システムを指定し，コネクションを確立します。
コネクションの確立は非同期で行われます。そのため，このコマンドが正常終了した場合でも，コネクションの確立が失敗していることがあります。コネクションの確立結果はMCP後処理トランザクションによって通知されます。
eemcpcn定義の-oオプション指定値を無視します。
このコマンドで指定したコネクションIDのコネクションを切断後に，同じコネクションIDに対しeemcpactcnコマンド/ee_mcp_actcn関数でコネクション確立した場合，eemcpcnオペランドの相手システム（-o指定値）に対しコネクションを確立します。
コマンドの形式
eemcpactcnto -g サービスグループ名 -c コネクションID
｛-i 相手システムのIPアドレス | -n 相手システムのホスト名｝
-p 相手システムのポート番号
オプションの説明
●-g サービスグループ名
- 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
処理対象のサービスグループ名を指定します。
●-c コネクションID
- 〜〈1〜8文字の識別子〉
-
確立するコネクションIDを指定します。
クライアント型のコネクションID（eemcpcn定義コマンドの-cオプションの指定値）を指定してください。クライアント型のコネクションとは，eemcpcn定義コマンドの-yオプションのmodeオペランドにclientを指定したコネクションのことです。eemcpcn定義コマンドの相手システム（-oオプション）を指定したコネクションIDを指定してください。
●-i 相手システムのIPアドレス
- 〜〈7〜15文字の符号無し数字〉
-
相手システムのIPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は，xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定してください。xxxは，0〜255（10進数）で指定してください。ただし，0.0.0.0, 255.255.255.255の指定は不可とします。
●-n 相手システムのホスト名
- 〜〈1〜255文字のホスト名〉
-
相手システムのホスト名を指定します。
ホスト名は，/etc/hostsファイル，DNSなどで，IPアドレスとマッピングできるように指定する必要があります。
●-p 相手システムのポート番号
- 〜〈1〜65535〉
-
相手システムのポート番号を指定します。
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB91401-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91402-E |
通信障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91403-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91404-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91406-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91471-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB91421-I |
コネクションの確立を受け付けました。 |
標準出力 |
|
KFSB91422-E |
コネクションの確立の受け付けに失敗しました。 |
標準エラー出力 |