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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


eemcpactcn(コネクションの確立)

〈このページの構成〉

機能

コネクションを確立します。

コネクションの確立は非同期で実行されるため,このコマンドが正常終了した場合でも,コネクションの確立が失敗していることがあります。コネクションの確立結果は,MCP後処理トランザクションによって通知されます。

このコマンドの-cオプションに指定したコネクションID中に,相手システム(eemcpcn定義コマンドの-oオプション)を省略したeemcpcn定義コマンドのコネクションIDが含まれていた場合は,指定した全コネクションIDのコネクション確立処理は実行されません。

コマンドの形式

eemcpactcn -g サービスグループ名
           -c コネクションID

オプションの説明

●-g サービスグループ名

  〜〈1〜31文字の識別子〉

処理対象のサービスグループ名を指定します。

●-c コネクションID

  〜〈1〜8文字の識別子〉

確立するコネクションIDを指定します。

クライアント型のコネクションID(eemcpcn定義コマンドの-cオプションの指定値)を指定してください。クライアント型のコネクションとは,eemcpcn定義コマンドの-yオプションのmodeオペランドにclientを指定したコネクションのことです。また,eemcpcn定義コマンドの相手システム(-oオプション)を指定したコネクションIDを指定してください。

コネクションIDは,一度に8個まで指定できます。複数のコネクションIDを指定するときは,引用符「"」で囲んで,コネクションIDとコネクションIDとの間を空白で区切ります。コネクションIDは重複して指定できません。

また,コネクションIDは,「*」を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のコネクションIDとは,混在して指定できません。一括指定をするときは,引用符「"」で囲んで指定します。

*

すべてのコネクションを確立します。

先行文字列*

先行文字列で始まるすべてのコネクションを確立します。

<複数指定の例>cnn1,cnn2,cnn3を指定する場合

-c "cnn1 cnn2 cnn3"

<一括指定の例>cnnで始まるすべてのコネクションを指定する場合

-c "cnn*"

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB91401-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91402-E

通信障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB91403-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB91404-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91406-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB91420-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB91421-I

コネクションの確立を受け付けました。

標準出力

KFSB91422-E

コネクションの確立の受け付けに失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91423-E

コネクションの確立に一部失敗しました。

標準エラー出力