eemcpactcn(コネクションの確立)
機能
コネクションを確立します。
コネクションの確立は非同期で実行されるため,このコマンドが正常終了した場合でも,コネクションの確立が失敗していることがあります。コネクションの確立結果は,MCP後処理トランザクションによって通知されます。
このコマンドの-cオプションに指定したコネクションID中に,相手システム(eemcpcn定義コマンドの-oオプション)を省略したeemcpcn定義コマンドのコネクションIDが含まれていた場合は,指定した全コネクションIDのコネクション確立処理は実行されません。
コマンドの形式
eemcpactcn -g サービスグループ名
-c コネクションID
オプションの説明
●-g サービスグループ名
- 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
処理対象のサービスグループ名を指定します。
●-c コネクションID
- 〜〈1〜8文字の識別子〉
-
確立するコネクションIDを指定します。
クライアント型のコネクションID(eemcpcn定義コマンドの-cオプションの指定値)を指定してください。クライアント型のコネクションとは,eemcpcn定義コマンドの-yオプションのmodeオペランドにclientを指定したコネクションのことです。また,eemcpcn定義コマンドの相手システム(-oオプション)を指定したコネクションIDを指定してください。
コネクションIDは,一度に8個まで指定できます。複数のコネクションIDを指定するときは,引用符「"」で囲んで,コネクションIDとコネクションIDとの間を空白で区切ります。コネクションIDは重複して指定できません。
また,コネクションIDは,「*」を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のコネクションIDとは,混在して指定できません。一括指定をするときは,引用符「"」で囲んで指定します。
- *
-
すべてのコネクションを確立します。
- 先行文字列*
-
先行文字列で始まるすべてのコネクションを確立します。
- <複数指定の例>cnn1,cnn2,cnn3を指定する場合
-
-c "cnn1 cnn2 cnn3"
- <一括指定の例>cnnで始まるすべてのコネクションを指定する場合
-
-c "cnn*"
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
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KFSB91401-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91402-E |
通信障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
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KFSB91403-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91404-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91406-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
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KFSB91420-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
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KFSB91421-I |
コネクションの確立を受け付けました。 |
標準出力 |
|
KFSB91422-E |
コネクションの確立の受け付けに失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91423-E |
コネクションの確立に一部失敗しました。 |
標準エラー出力 |