ee_mcp_utrace_put_long - ユーザトレースの取得(データ長拡張用)
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機能
データ長拡張時に,ユーザ固有のトレースデータをMCPトレースに出力します。
出力したトレースデータは,eemcpedコマンドまたはeemcpdumpコマンドで編集できます。
形式
- ANSI C,C++の形式
#include <eemcp.h> int ee_mcp_utrace_put_long(unsigned short event_id, EEULONG datalen, char *buffaddr, EELONG flags)
UAPで値を設定する領域
●event_id
トレースを取得するイベントのイベントIDを設定します。0x0700〜0x0740の範囲のイベントIDを設定してください。
●datalen
トレースのデータ長を設定します(単位:バイト)。4〜8388608の範囲のデータ長を設定してください。
●buffaddr
トレースデータが格納されているバッファの先頭ポインタを設定します。
●flags
EENOFLAGSを設定します。
リターン値
リターン値 |
意味 |
---|---|
EE_OK |
正常に終了しました。 |
EECOMER_CNDUOC |
ee_mcp_utrace_put_long関数を使用できないUOCから発行しているため,この機能は使用できません。 |
EECOMER_ENVIRON |
TP1/EEの環境下にありません。 |
EEMCPER_ARGUMENT |
データ長以外の引数に設定した値が間違っています。 |
EEMCPER_CONDITION |
発行条件が不正です。 |
EEMCPER_MESSAGE_TOO_BIG |
データ長に8388608を超える値を設定しています。 |
EEMCPER_MESSAGE_TOO_SHORT |
データ長に4未満の値を設定しています。 |
EEMCPER_STOP |
トラブルシュート機能が縮退中です。 |
注意事項
トレースのデータ長がMCPトレースファイル出力用最大バッファサイズ(eemcptrc定義コマンドの-bオプションのbufferszオペランドで指定)よりも大きい場合,データの末尾を切り捨てて出力します。切り捨てが起きた場合に取得されるデータのサイズ(単位:バイト)は,次に示す計算式で求められます。
((MCPトレースファイル出力用最大バッファサイズ × 1024)− 140)