Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


4.5.2 MCPでのファイル識別子の使用量

TP1/EEのプロセス関連定義のmax_descriptorsオペランドの指定値に,MCPでのファイル識別子の使用量を加算する必要があります。

■MCPでのファイル識別子の使用量
  • UDP全体:(2×受信スレッド数)+ポート数

  • TCP/IP(クライアント)全体:2+コネクション数

  • TCP/IP(サーバ):(3×受信スレッド数)+コネクション数

論理端末の定義数に応じてファイルディスクリプタ数(TP1/EEのmax_descriptors定義値,TP1/SBのmax_socket_descriptors,max_open_fds定義値,およびOSのファイルディスクリプタ数)を変更してください。

また,MCP定義で範囲内の定義数でも,TP1/EEのスレッド(処理スレッド,受信スレッド数など)の関係や,ファイルディスクリプタ数の関係でTP1/EEの起動ができなくなるおそれがあります。TP1/EEのファイルディスクリプタ数については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を,TP1/SBのファイルディスクリプタ数に関してはマニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。