eemcptrc(トレース定義)
機能
MCPトレースに関する環境を定義します。
コマンドの形式
〔eemcptrc 〔-f "〔fileno=MCPトレースのファイル数〕 〔filesz=MCPトレースの最大ファイルサイズ〕"〕 〔-b "〔bufferno=MCPトレースファイル出力用バッファ数〕 〔buffersz=MCPトレースファイル出力用最大 バッファサイズ〕"〕 〔-x "〔entrysize=スレッドごとのMCPトレースの バッファサイズ〕"〕 〔-s "〔sendresult=yes|no〕"〕 〔-m "〔filter=MCPトレース情報の取得量の変更〕 〔msgsize=MCPトレース情報の取得最大サイズ〕"〕〕
オプションの説明
●-f
(オペランド)
- fileno=MCPトレースのファイル数
-
〜〈符号なし整数〉((3〜100))《3》
MCPトレース情報を出力する最大ファイル数を指定します。
- filesz=MCPトレースの最大ファイルサイズ
-
〜〈符号なし整数〉((400〜4000000))《40000》(単位:キロバイト)
MCPトレース情報を取得するファイルの最大サイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。
-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド
●-b
(オペランド)
- bufferno=MCPトレースファイル出力用バッファ数
-
〜〈符号なし整数〉((3〜200))《3》
MCPトレース情報をバッファにスタックするバッファ数を指定します。
MCPトレース編集時に破棄したレコード数が出力された場合は,このオペランドの設定値を増やしてください。このオペランドに最大値を設定しても破棄したレコード数が出力された場合は,bufferszオペランドの設定値を増やしてください。
- buffersz=MCPトレースファイル出力用最大バッファサイズ
-
〜〈符号なし整数〉((41〜20000))《200》(単位:キロバイト)
MCPトレース情報をバッファにスタックするバッファサイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。
-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド
MCPトレース編集時に破棄したレコード数が出力された場合は,最初にbuffernoオペランドの設定値を増やしてください。buffernoオペランドに最大値を設定しても破棄したレコード数が出力される場合は,このオペランドの設定値を増やしてください。
●-x
(オペランド)
- entrysize=スレッドごとのMCPトレースのバッファサイズ
-
〜〈符号なし整数〉((40〜10000))《80》(単位:キロバイト)
スレッド単位で格納する一時バッファ領域のサイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。
-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド
●-s
(オペランド)
- sendresult=yes|no
-
〜《no》
出力メッセージ編集UOCでユーザトレースを取得した場合,送信結果トレースを取得するかどうかを指定します。
- yes
-
送信結果トレースを取得します。
- no
-
送信結果トレースを取得しません。
●-m
(オペランド)
- filter=MCPトレース情報の取得量の変更
-
〜〈16進数〉{00000000|00000010}《00000000》
MCPトレース情報の取得量を変更する場合に,変更する項目を指定します。
- 00000000
-
すべての送受信イベントをMCPトレース情報に取得します。送受信データは,1回の送受信イベントごとに最大で32000バイトを取得します。
- 00000010
-
すべての送受信イベントをMCPトレース情報に取得します。送受信データは,1回の送受信イベントごとに-mオプションのmsgsizeオペランドに指定した最大サイズまでを取得します。
- msgsize=MCPトレース情報の取得最大サイズ
-
〜〈符号なし整数〉((0〜32000))《128》(単位:バイト)
送受信データのうち,MCPトレース情報に取得する最大サイズを指定します。
送受信データが最大サイズより小さい場合は,送受信データのすべての内容をMCPトレース情報として取得します。0を指定した場合,送受信データ長0としてMCPトレース情報を取得します。
このオペランドは,-mオプションのfilterオペランドに00000010を指定している場合だけ有効です。