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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


eemcptrc(トレース定義)

〈このページの構成〉

機能

MCPトレースに関する環境を定義します。

コマンドの形式

〔eemcptrc     〔-f "〔fileno=MCPトレースのファイル数〕
                     〔filesz=MCPトレースの最大ファイルサイズ〕"〕
               〔-b "〔bufferno=MCPトレースファイル出力用バッファ数〕
                     〔buffersz=MCPトレースファイル出力用最大
                                バッファサイズ〕"〕
               〔-x "〔entrysize=スレッドごとのMCPトレースの
                                 バッファサイズ〕"〕
               〔-s "〔sendresult=yes|no〕"〕
               〔-m "〔filter=MCPトレース情報の取得量の変更〕
                     〔msgsize=MCPトレース情報の取得最大サイズ〕"〕〕

オプションの説明

●-f

(オペランド)

fileno=MCPトレースのファイル数

〜〈符号なし整数〉((3〜100))《3》

MCPトレース情報を出力する最大ファイル数を指定します。

filesz=MCPトレースの最大ファイルサイズ

〜〈符号なし整数〉((400〜4000000))《40000》(単位:キロバイト)

MCPトレース情報を取得するファイルの最大サイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。

-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド

●-b

(オペランド)

bufferno=MCPトレースファイル出力用バッファ数

〜〈符号なし整数〉((3〜200))《3》

MCPトレース情報をバッファにスタックするバッファ数を指定します。

MCPトレース編集時に破棄したレコード数が出力された場合は,このオペランドの設定値を増やしてください。このオペランドに最大値を設定しても破棄したレコード数が出力された場合は,bufferszオペランドの設定値を増やしてください。

buffersz=MCPトレースファイル出力用最大バッファサイズ

〜〈符号なし整数〉((41〜20000))《200》(単位:キロバイト)

MCPトレース情報をバッファにスタックするバッファサイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。

-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド

MCPトレース編集時に破棄したレコード数が出力された場合は,最初にbuffernoオペランドの設定値を増やしてください。buffernoオペランドに最大値を設定しても破棄したレコード数が出力される場合は,このオペランドの設定値を増やしてください。

●-x

(オペランド)

entrysize=スレッドごとのMCPトレースのバッファサイズ

〜〈符号なし整数〉((40〜10000))《80》(単位:キロバイト)

スレッド単位で格納する一時バッファ領域のサイズを指定します。次に示す条件式を満たすように指定してください。

-fオプションのfileszオペランド > -bオプションのbufferszオペランド > -xオプションのentrysizeオペランド

●-s

(オペランド)

sendresult=yes|no

〜《no》

出力メッセージ編集UOCでユーザトレースを取得した場合,送信結果トレースを取得するかどうかを指定します。

yes

送信結果トレースを取得します。

no

送信結果トレースを取得しません。

●-m

(オペランド)

filter=MCPトレース情報の取得量の変更

〜〈16進数〉{00000000|00000010}《00000000》

MCPトレース情報の取得量を変更する場合に,変更する項目を指定します。

00000000

すべての送受信イベントをMCPトレース情報に取得します。送受信データは,1回の送受信イベントごとに最大で32000バイトを取得します。

00000010

すべての送受信イベントをMCPトレース情報に取得します。送受信データは,1回の送受信イベントごとに-mオプションのmsgsizeオペランドに指定した最大サイズまでを取得します。

msgsize=MCPトレース情報の取得最大サイズ

〜〈符号なし整数〉((0〜32000))《128》(単位:バイト)

送受信データのうち,MCPトレース情報に取得する最大サイズを指定します。

送受信データが最大サイズより小さい場合は,送受信データのすべての内容をMCPトレース情報として取得します。0を指定した場合,送受信データ長0としてMCPトレース情報を取得します。

このオペランドは,-mオプションのfilterオペランドに00000010を指定している場合だけ有効です。