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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


2.4 エラートランザクション

MCPは,メッセージ送受信の処理でエラーや障害が起こった場合,ユーザによる決着処理ができるようにエラートランザクションを起動します。

エラートランザクションを起動するアプリケーションプログラムはMCP構成定義で設定します。論理端末ごとにエラートランザクションを設定する場合は,eemcplefunc定義コマンドの-eオプションのerrtrn1,errtrn2,errtrn3,errtrnr,およびerrtrnsオペランドにそれぞれのエントリポインタ名(C言語の関数名)を指定します。

論理端末ごとに設定しない場合は,TP1/EEサービス定義のerrtrn1,errtrn2,errtrn3,errtrnr,およびerrtrnsオペランドの指定値に従います。

なお,論理端末ごとに設定しない場合は,eemcpfunc定義コマンドの-eオプションのerrtrnsオペランドで,送信障害トランザクション(ERRTRNS)を起動するかどうかを指定できます。

エラートランザクションの詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」を参照してください。