2.2.4 送信処理中の論理端末に対するメッセージ送信
複数のサービスで同一の論理端末にメッセージを送信した場合,先着のメッセージによって論理端末が送信処理中になるおそれがあります。このとき,送信対象の論理端末が複数ある場合は,送信処理中の論理端末に対するメッセージ送信をスキップして,先に送信可能な別の論理端末へメッセージを送信します。
送信対象の論理端末が一つしかない場合,または送信対象の論理端末がすべて送信処理中になっている場合は,論理端末がメッセージを受け付けられるようになった時点でメッセージを送信します。
同一の論理端末に対して複数のサービスがメッセージを送信した場合の処理の流れを次の図に示します。
|
|
- 説明
-
-
UAP1は,論理端末Aに対してメッセージを送信します。
-
UAP1のメッセージ送信によって論理端末Aが送信処理中になっているため,UAP2は,先に論理端末Bに対してメッセージを送信します。論理端末Aが空き次第,メッセージを送信します。
-
UAP1,およびUAP2によってあて先の論理端末すべてが送信処理中になっているため,UAP3は,論理端末A,および論理端末Bが空き次第,メッセージを送信します。
-