高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引

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5.1.1 計算式で使用する変数

この節で説明している計算式で使用する変数を次の表に示します。

表5-1 計算式で使用する変数

項番 変数 説明
1 AFN 集合関数の数
2 ARN DBエリアの個数
3 BON 論理演算数
4 BTN BETWEEN述語の数
5 CLN SQL文中に指定した列数
6 COLLEN インデクスの第一構成列の定義長
7 CST SQLに指定した定数の数
8 CTN CURRENT_TIMESTAMPの数
9 DTS データ型の指定数(定義系SQLの場合は列数)
10 EXN SQL文中に指定した値式の数
11 HVN 埋め込み変数の数
12 ICL1 各インデクスについて次に示す計算を行った結果,その中の最大値
ICL1=1718+3×MAX(KL,256)+IPL
KL:表に定義されているインデクスの中の最大キー長
インデクスのキー長については,「3.6(3)(b)インデクスのキー長一覧」を参照してください。
IPL:インデクス用DBエリアのページ長
13 ICL2 挿入列数
14 ICN 検索に使用するインデクスのインデクス構成列数
15 IDN SQLに指定した識別子数
16 IUC INSERT文に指定した列数またはUPDATE文に指定した列数
17 KL 計算対象の表に定義されているインデクスの中の最大キー長
インデクスのキー長については,「3.6(3)(b)インデクスのキー長一覧」を参照してください。
18 LFD 定義系SQL文記述ファイルのサイズ(単位:バイト)
19 LFE エクスポート制御ファイルのサイズ(単位:バイト)
20 LFI インポート制御ファイルのサイズ(単位:バイト)
21 LSQ 1トランザクション内でのSQLテキストの最大長
22 LUR UPDATE対象行の行長(単位:バイト)
行長については,「3.5(3)(b)データ長一覧」を参照して求めてください。
23 MCL 列数が最も多い表の列数
24 MIX 定義しているインデクスが最も多い表のインデクス数
25 MXR インポートする各表について次に示す計算を行った結果,その中の最大値
MXR=1216+288×TIN+12×MXCI+IOAICN+MAX1
TIN:表に定義されているインデクス数
MXCI:インデクス構成列の列IDの最大値
IOAICN:次に示すIOAnについて,n=ICNのときの値
ICN:検索に使用するインデクスのインデクス構成列数
n=1,2,…,ICNに対して
IOAn=↑(IOAn−1+DTLn)÷4↑×4(ただし,IOA0=0)
DTLn(n=1,2,…,インデクス構成列数):インデクス構成列の定義長(単位:バイト)
列のデータ長については,「3.5(3)(b)データ長一覧」を参照して求めてください。
MAX1:インデクス構成列のうちでデータ長の最大値(単位:バイト)
26 NCOL インデクス構成列数
27 NIX インポートする表に定義されたインデクスの数の最大値
28 NN ANDまたはOR条件数
29 NSQ トランザクション内で同時にオープンするカーソル数
30 PDN SQLに指定したNOT,OR,述語の総数
31 PL 計算対象の表に定義されているインデクスを格納するインデクス用DBエリアで,最大のページサイズ(単位:バイト)
32 PS 表用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
33 PSW 作業表用DBエリアのページサイズ(単位:バイト)
34 RID DECIMAL型,TIMESTAMP型の数(ROWのINSERT,UPDATE時に加算します)
35 RIN SQL中に指定したROWIDの数
36 RWN SQL中に指定したROWの数
37 SCL 操作対象となる表の中で,列数の最大値
38 SCN DBエリアの初期確保用の共用メモリ面数の合計値
39 SIX 操作対象となる表の中で,定義されているインデクス数の最大値
40 SLN 検索項目数
41 SQP SQLプールサイズ(単位:キロバイト)
xdb_sqlpool_sizeオペランドの値を代入してください。
42 SUB 更新バッファの容量
5.2 更新バッファが使用するメモリの見積もり」を参照してください。
43 TBN 操作対象となる表の数
44 TCN 表の列数
45 TCNV 表の中のVARCHAR型の列数
46 TDP 表定義情報プールサイズ(単位:キロバイト)
xdb_tabledefpool_sizeオペランドの値を代入してください。
47 TIN 表に定義されているインデクス数
48 TM 処理スレッド数=thread_noオペランドの値+reserve_thread_noオペランドの値
ただし,reserve_start_pce_no=0の場合は,reserve_thread_noオペランドの値は加算しません。
これらのオペランドは,TP1/EEサービス定義のオペランドです。
49 TRL 定義した表の行長の最大値(単位:バイト)
行長については,「3.5(3)(b)データ長一覧」を参照して,各列のデータ長を求めて,それを基に求めてください。
50 UCL 更新列数
51 VCL VARCHAR型の埋め込み変数のデータ長(単位:バイト)
52 VR1 SQLごとの埋め込み変数の数
53 WCL 1SQLの作業表の列数の合計値
54 WIN 1SQL内の作業表の構成列数の合計
55 WIX 1SQL内の作業表のインデクス数
56 WNP 作業表が確保する最大ページ数−14(単位:ページ)
作業表が確保する最大ページ数については,「3.7 作業表用DBエリアの容量見積もり」を参照して求めてください。
57 WTN 1SQL内の作業表の数
58 XM インデクスが定義されていない場合は0,インデクスが定義されている場合は次に示す計算式から求めてください。
XM=PL+3×KL+1601+インデクス構成列中のVARCHAR型の列定義長の合計