高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
(1) 表用DBエリアの容量見積もり計算式
表用DBエリアの容量は次に示す計算式から求めてください。
計算式
- 変数の説明
- PGSZ:表用DBエリアのページ長(単位:バイト)
- ASZ:表用DBエリアの共用メモリ1面分のサイズ(単位:バイト)
- 表用DBエリアの共用メモリ1面分のサイズについては,「3.4.4 DBエリアの共用メモリ面数を決めるときの検討項目」を参照してください。
表用DBエリアの総ページ数は次に示す計算式から求めてください。
計算式
- 変数の説明
- PGSZ:表用DBエリアのページ長(単位:バイト)
- SS:表用DBエリアのセグメントサイズ
- bf:次に示す計算式から求めてください。
- SG:表用DBエリアの総セグメント数(次に示す計算式から求めてください)
- TS:表用DBエリアに格納されている表の総数
- Bi:各表を格納するために必要な基本行用ページ数
- Ri:各表を格納するために必要な分岐行用ページ数
- Bi,Riについては,「(3)格納ページ数の計算方法」を参照してください。
格納ページ数の計算方法について説明します。
(a) 計算式中で使用する変数
計算式中で使用する変数を説明します。
- a:表に格納する行の総数
- PGSZ:表用DBエリアのページ長(単位:バイト)
- pf:CREATE TABLE文のPCTFREE句で指定する未使用領域の比率(単位:%)
- 未使用領域の比率を指定しない場合は0%として計算してください。
- 作業表の場合は0%として計算してください。
- ci:各列のデータ長(単位:バイト)
- 「表3-3 各データ型のデータ長の一覧」を参照し,各列のデータ長を求めて,すべての列の合計を求めてください。
- vi:分岐行の列の平均データ長(単位:バイト)
- VARCHAR型の列については,「表3-4 分岐行となる列のデータ長の一覧」を参照して求めてください。
- vn:分岐行として管理される列の列数
- VARCHAR型の列の数を求めます。
- e:表に定義した列の総数
計算式中で使用するデータ長は次の表から求めてください。また,分岐行となる列のデータ長は,「表3-4 分岐行となる列のデータ長の一覧」から求めてください。
表3-3 各データ型のデータ長の一覧
| 項番 |
分類 |
データ型 |
データ長(単位:バイト) |
| 1 |
数データ |
INTEGER |
4 |
| 2 |
SMALLINT |
2 |
| 3 |
DECIMAL(m,n)※ |
↓m÷2↓+1 |
| 4 |
文字データ |
CHARACTER(n) |
n |
| 5 |
VARCHAR(n) |
7 |
| 6 |
時刻印データ |
TIMESTAMP(p) |
7+p÷2 |
- (凡例)
- m,n:正の整数
- p:0,2,4,または6
- 注※
- 全体のけた数がmけたで,小数点以下のけた数がnけたの固定小数点数を示します。mを省略した場合は29が仮定されます。
表3-4 分岐行となる列のデータ長の一覧
| 項番 |
分類 |
データ型 |
データ長(単位:バイト) |
| 1 |
文字データ |
VARCHAR(n) |
d |
- (凡例)
- n:正の整数
- d:実際のデータ長
(c) 変数Biの求め方
変数Biは次に示す計算式から求めてください。
計算式
変数Biの分母の括弧部は1ページに格納される行数であり,最小1,最大255となります。また,行長BLは次の計算式から求めてください。
計算式
- 注※
- 作業表の場合は,16+2×eになります。
なお,次に示す計算式を満たすようにpfの値を決定してください。
計算式
(d) 変数Riの求め方
変数Riは次に示す計算式から求めてください。
計算式
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, Hitachi, Ltd.