高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引
XDB用ワーク領域(XDBPOOL)の見積もり式を次に示します。
ここで求めた値をXTCサービス定義(メモリ関連定義)のmemory_xdb_area_sizeオペランドに指定してください。memory_xdb_area_sizeオペランドについては,マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」を参照してください。
計算式
memory_xdb_area_sizeオペランドの指定値= MAX(計算式A,計算式B,計算式C,計算式D,計算式E,計算式F) |
計算式A(単位:バイト)=10961684+3080×TM+(4097×TDP)÷4 +1200×SQP+160×MCL+496×MIX +↓{(8+(88×(ARN+10)))+4095}÷4096↓×4096 +131072×↓(SCN÷4096)↓+ICL1+MXR+LFD+LFI+LFE +↑TRL÷32768↑×32768+34520×NIX |
計算式B(単位:バイト)=計算式B1+Σ1(計算式B2) |
計算式B1(単位:バイト)= 10561966+4232×TM+(4097×TDP)÷4+1200×SQP+131072×↓(SCN÷4096)↓ |
計算式B2(単位:バイト)= 28630+{MAX2(B2P)}×1.05 +MAX{0,(Σ2(B2S))×1.05−(SQP÷TM)×819} +MAX2{Σ3(560+192×VR1+Σ4(VCL+2))} +16560×TBN+16×SCL+16×SIX+MAX2{Σ3(352+56×WCL)} +MAX2{Σ3(328+16×WIX)}+320×NSQ+LSQ+SUB+Σ2(B2H) |
計算式B2P(単位:バイト)=776+32×IUC+24×CLN+16×IDN+16×VR1 |
計算式B2S(単位:バイト)= 259+8×BON+158×SLN+8×TBN+16×IUC+16×EXN+32×CLN +Σ5(データ長+2)+Σ6(データ長+8)+Σ7(データ長+1) +392×TBN+Σ8(160×TCN+496×TIN)+64×ICN+624×WTN+272×WIN +168×CLN+120×ICL2+64×UCL+112×RWN+104×RIN+200×AFN +72×HVN+64×CTN+24×CST+Σ9(データ長+3)+112×IDN +40×PDN+12×DTS+16×BTN+16×RID |
計算式B2H(単位:バイト)=B2HS+B2HI+B2HU+B2HD+B2HW B2HS:SELECT文に関する見積もり項目 B2HI:INSERT文に関する見積もり項目 B2HU:UPDATE文に関する見積もり項目 B2HD:DELETE文に関する見積もり項目 B2HW:作業表に関する見積もり項目 B2HS=1408+COLLEN+KL+16×NCOL+10×NN B2HI=1024+PS+8×TCN+12×TCNV+XM B2HU=1496+PS+COLLEN+KL+16×NCOL+10×NN+2×PS+12×TCNV+XM B2HD=472+COLLEN+KL+16×NCOL+10×NN+PS+XM B2HW=2152+48×WTN+76×WIX+{1096+(8×PSW)}×(↑WNP÷128↑) +{(8×PSW)+832}}×{(↑WNP÷8↑)―(↑WNP÷128↑)} +COLLEN+KL+16×NCOL+10×NN+8×TCN+12×TCNV+XM |
Σ1:同時に実行するトランザクションごとに計算を行い,その合計値を求めてください。
Σ2:トランザクション内の各SQLについて計算し,合計してください。
Σ3:カーソルを複数同時にオープンする場合など,同時に実行するSQLがある場合は合計を求めてください。
Σ4:SQLに指定したVARCHAR型の埋め込み変数について合計を求めてください。
MAX2:トランザクション内で実行するSQLについてそれぞれ算出し,最大の値を代入してください。
B2P:計算式B2Pを参照してください。
B2S:計算式B2Sを参照してください。
B2H:SQL実行時のSQLごとの見積もり(計算式B2Hを参照してください)
Σ5:SQLに指定した列について合計を求めてください。データ長については,「表5-2 データ長の計算式」を参照してください。
Σ6:検索項目と埋め込み変数のデータ型について合計を求めてください。データ長については,「表5-2 データ長の計算式」を参照してください。
Σ7:INSERT文の挿入列,またはUPDATE文の更新列の合計を求めてください。データ長については,「表5-2 データ長の計算式」を参照してください。
Σ8:SQLに指定された表について合計を求めてください。ただし,表定義情報の一括先読みによって,すべての表定義情報が表定義情報プール領域に保存されている場合は0とします。
Σ9:SQL中の各定数について合計を求めてください。データ長については,「表5-2 データ長の計算式」を参照してください。
表5-2 データ長の計算式
| 項番 | 分類 | データ型 | データ長 |
|---|---|---|---|
| 1 | 数データ | INTEGER | 4 |
| 2 | SMALLINT | ||
| 3 | DECIMAL(m,n) | ↓m÷2↓+1 | |
| 4 | 文字データ | CHAR(n) | n |
| 5 | VARCHAR(n) | ↓(n+5)÷4↓×4 | |
| 6 | 時刻印データ | TIMESTAMP(p) | 7+↑p÷2↑ |
| 7 | 行データ | ROWID | 12 |
計算式C(単位:バイト)=12147055+3080×TM+(4097×TDP)÷4 +1200×SQP+131072×↓(SCN÷4096)↓ |
計算式D(単位:バイト)=10618882+3080×TM+(4097×TDP)÷4+1200×SQP +160×MCL+496×MIX+131072×↓(SCN÷4096)↓+LFE |
計算式E(単位:バイト)=11118767+3080×TM+(4097×TDP)÷4+1200×SQP +131072×↓(SCN÷4096)↓+LUR+56×TCN+PL+3×KL |
計算式F(単位:バイト)= 計算式C |
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