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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB55709-E

通信障害が発生しました。理由コード=aa....aa,接続先情報1=bb....bb,接続先情報2=cc....cc,接続先情報3=dd....dd,詳細コード1=ee....ee,詳細コード2=ff....ff

A communication error occurred. reason code = aa....aa, connection destination information 1 = bb....bb, connection destination information 2 = cc....cc, connection destination information 3 = dd....dd, detail code 1 = ee....ee, detail code 2 = ff....ff  (E+P+L)(2)(SUP)

通信障害が発生しました。

aa....aa:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

bb....bb:接続先情報1

接続先のTP1/EEのサーバ種別を表示します。

BCM:BCMとして動作しているTP1/EE

BCS:BCSとして動作しているTP1/EE

eeobmstart:TP1/FSPのeeobmstartコマンド

cc....cc:接続先情報2

接続先情報1がBCM,またはBCSの場合:TP1/Server Baseのノード識別子

接続先情報1がeeobmstartの場合:OBM名

dd....dd:接続先情報3

接続先情報1がBCM,またはBCSの場合:サービスグループ名

接続先情報1がeeobmstartの場合:TP1/FSPのeeobmstartコマンドのプロセスID

ee....ee:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

ff....ff:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

(S)接続先情報で示すTP1/EE,またはTP1/FSPのeeobmstartコマンドとの通信を終了します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

接続先情報1がBCM,またはBCSの場合は,対策後にKFSB85702-Iメッセージが出力されたことを確認してから,TP1/FSPのeeobmstartコマンドを実行してください。

接続先情報1がeeobmstartの場合は,対策後にeeobmstartコマンドを実行してください。

理由コード

意味

対策

HB

ハートビート機能によって障害を検知しました。

接続先情報で示すプロセスの動作状況を確認してください。このメッセージが繰り返し出力される場合は,BCSのTP1/EEが動作するTP1/Server Baseのノード識別子が一意の値になっているかを確認してください。一意になっている場合は,BCMでTP1/FSPのOBM関連定義のbcmsvgdef定義コマンドの-cオプションと-sオプションの指定値を大きくしてください。

HB_START

メモリ不足のため,ハートビートの開始に失敗しました。

メモリ関連定義のmax_mem_sizeオペランド,およびsystem_work_sizeオペランドの指定値を変更し,メモリ領域を確保してください。

LIMITS_OVER

TP1/FSPのeeobmstartコマンドの同時実行数が,TP1/FSPのOBM構成定義のobminit定義コマンドに指定する,-pオプションのmaxobmstartオペランドの指定値を超えました。

このメッセージよりあとに出力されるKFSB55704-Eメッセージを参照して,対策してください。

REPLY

応答送信に失敗しました。

このメッセージより前に出力されているKFSB403xxメッセージ,またはKFSB503xxメッセージ(xx:00〜99)を参照して,原因を取り除いてください。

SEND

送信に失敗しました。

このメッセージより前に出力されているKFSB403xxメッセージ,またはKFSB503xxメッセージ(xx:00〜99)を参照して,原因を取り除いてください。

TIMED_OUT

応答待ちタイムアウトが発生しました。

このメッセージより前に出力されているKFSB403xxメッセージ,またはKFSB503xxメッセージ(xx:00〜99)を参照して,原因を取り除いてください。

このメッセージの前に出力されているメッセージがKFSB40368-Eで理由コードが0011,かつ接続先のサーバが起動していてこのメッセージが繰り返し出力される場合は,次に示す定義をチューニングしてください。

  • 接続先情報1で示すプロセス関連定義のthread_noオペランドの指定値を大きくする。

  • 接続先情報1がBCSの場合は,BCMでTP1/FSPのOBM関連定義のbcmsvgdef定義コマンドの-dオプションの指定値を大きくする。

  • TP1/FSPのeelstrnlevelコマンドを実行して,TP1/FSPのOBM関連定義のobm_trnlevelオペランドで指定したトランザクションレベル名の同時処理限界数を減らす。

  • TP1/FSPのOBM関連定義のobm_trnlevelオペランドで指定したトランザクションレベル名に対応する,TP1/FSPのユーザサービス関連定義のqueue_trnlevelオペランドに指定した同時処理限界数を減らす。

  • TP1/FSPのユーザサービス関連定義のobm_serviceオペランドに指定した同時処理限界数を減らす。

  • OBM構成定義のlotdef定義コマンドの-sオプションのparallel_numオペランドに指定した下位ロット同時実行数を減らす。

  • TP1/FSPのeeobmchgtrnコマンドを実行して,ロットの同時実行数を減らす。