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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


CBLEEMEM('MDPSTART')【XTC限定】

〈このページの構成〉

名称

大量処理用メモリ管理機能の使用開始

形式

PROCEDURE DIVISIONの指定

CALL 'CBLEEMEM' USING 一意名1

DATA DIVISIONの指定

01 一意名1.
  02 データ名A  PIC X(8) VALUE 'MDPSTART'.
  02 データ名B  PIC X(5).
  02 FILLER      PIC X(3).
  02 データ名C  PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.

機能

大量処理用メモリ管理機能を有効にします。

UAPで値を設定するデータ領域

●データ名A

大量処理用メモリ管理機能の開始要求を示す要求コードを「VALUE 'MDPSTART'」と設定します。

●データ名C

0を設定します。

TP1/EEから値が返されるデータ領域

●データ名B

ステータスコードが,5けたの数字で返されます。

ステータスコード

ステータスコード

意味

00000

正常に終了しました。

00001

TP1/EEの環境下にありません。

00004

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

00005

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

05101

データ名に設定した値が間違っています。要求コード(データ名A)が間違っている場合も含みます。

05102

関数の呼び出し条件が不正です。

CBLEEMEM('MDPSTART')がエラーになる場合

CBLEEMEM('MDPSTART')がエラーリターンする場合について説明します。

プロセス関連定義のxtc_useオペランドにYを指定していない場合

CBLEEMEM('MDPSTART')は「05102」でエラーリターンします。

メモリ関連定義のmemory_mdpsys_area_sizeオペランドまたはmemory_mdpusr_area_sizeオペランドのどちらも指定していない場合

CBLEEMEM('MDPSTART')は「05102」でエラーリターンします。

注意事項

  1. UAP終了後のトランザクションが終了するまで,大量処理用メモリ管理機能は継続します。

  2. 大量処理用メモリ管理機能を使うUAP内で,大量処理用ユーザ領域ではなくユーザワーク領域からFREE属性のセグメントを取得したい場合,CBLEEMEM('MDPSTART')の前にCBLEEMEM('GETWK ')を発行する必要があります。