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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


2.6.4 運用コマンド実行サーバ

運用コマンド実行サーバは,運用コマンド実行機能でコマンドの処理を実行するSPPです。運用コマンド実行サーバは,TP1/Server Baseと1対1の関係です。同一のTP1/Server Baseにある複数のTP1/EEで運用コマンド実行機能を使用した場合でも,一つの運用コマンド実行サーバで対応します。運用コマンド実行サーバの仕様を次に示します。

サーバ名:eeadmspp

実行形式プログラム名:eeadmspp

サービスグループ名:ユーザ指定

サービス名:ユーザ指定

エントリポイント名:ee_call_cmd

〈この項の構成〉

(1) 運用コマンド実行機能の環境設定

TP1/EEをインストールしてから運用コマンド実行機能を使用するまでに,次のコマンドを一度だけ実行して,運用コマンド実行機能の環境設定をする必要があります。

eeadmccsetup [ユーザプログラム格納ディレクトリ]

(2) 運用コマンド実行サーバの開始と終了

運用コマンド実行サーバは,運用コマンド実行機能を使用する前に,TP1/Server Baseのdcsvstartコマンドを次のように指定して起動してください。

dcsvstart -u eeadmspp

運用コマンド実行サーバを終了するには,運用コマンド実行機能を使用するUAPがサービス要求を完了したあとに,TP1/Server Baseのdcsvstopコマンドを次のように指定して実行してください。

dcsvstop eeadmspp

dcsvstartコマンドおよびdcsvstopコマンドの詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。